五島市立岐宿中学校

五島市立岐宿中学校について

五島市立岐宿中学校は、長崎県五島市岐宿町楠原に位置する公立の中学校で、略称は「岐中」です。この学校は1947年に新制中学校として発足し、その後1977年に周辺の3校（岐宿、川原、山内）が統合されて現在の名に改称されました。

校訓と教育目標

この学校では「理想開拓」「創造・友愛・勤勉」という校訓を掲げ、教育の基礎として生徒の心に根付かせています。また、教育目標として「声を出せ・心で動け・汗をかけ」というスローガンを採用し、生徒が主体的に行動し、努力を重ねることを大切にしています。

校章と校歌

岐宿中学校の校章は、「岐宿」の「キ」を図案化したデザインに中央に「中」の文字が配置されています。校歌は岐宿町校長会によって作詞され、深町一郎氏によって作曲されました。全3番からなる歌詞には校名がしっかりと盛り込まれています。また、校歌とは異なる「空・海・未来」という愛唱歌も存在し、生徒たちに親しまれています。

校区と入学対象

岐宿中学校の校区は、五島市岐宿地区全域です。小学校からの進学先としては、五島市立岐宿小学校、川原小学校、山内小学校が含まれています。地区内の小学生がスムーズに進学できる環境が整っています。

歴史の流れ

岐宿中学校の前史は1947年の学制改革に遡ります。この時、岐宿第一国民学校が改組され、岐宿町立岐宿中学校が設立されました。生徒数は178名で、初代校長は草野儀平氏でした。1949年にはPTAが設立され、学校活動の一環として様々な行事が行われるようになりました。1951年には新校舎が完成し、生徒数も増加しました。

川原中学校と山内中学校も同じ時期に設立され、各校が独自に発展をん遂げましたが、最終的に1977年に3校が統合されて「岐宿町立岐宿中学校」となりました。この際、現在の場所に新校舎、技術棟、体育館が完成しました。

その後の1994年には、各教室にテレビが設置され、2004年には五島市が発足したことを受けて校名が変更されました。

交通アクセス

近隣の公共交通機関には五島自動車（五島バス）の「岐宿中学校前」バス停があります。また、長崎県道31号富江岐宿線が近くに通っており、アクセスは良好です。

周辺環境

学校周辺には長崎県立五島南高等学校が位置し、高校進学を見据えた地域の教育環境が整っています。生徒たちは、中学校での学びを通じて、次のステップに向けた準備をすることができます。

このように、五島市立岐宿中学校は地域社会に根ざし、温かい教育環境を提供している学校です。

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