五島市立崎山小学校

五島市立崎山小学校

五島市立崎山小学校は長崎県五島市下崎山町に存在した公立の小学校で、略称は「崎小」と呼ばれていました。この学校は1874年に創立され、2024年3月末をもって閉校し、五島市立福江小学校に統合されることが決定しています。150年にわたる教育の歴史に幕を下ろすこととなります。

歴史と沿革

五島市立崎山小学校は、1874年5月17日に民家を借りて設立され、「第五大学区第五中学区長崎県管下松浦郡崎山小学校」としてスタートしました。初代校長には北川水壽衛が就任し、教育の基盤が築かれました。その後、数多くの改名が行われたり、教育内容が拡充されたりして、地域に根付いた学校として発展してきました。

1886年には「尋常崎山小学校」に改称され、修業年限が4年に設定されました。また、1930年には校歌が制定され、地域のシンボルである鬼岳を描いた校章も作成されました。校歌の作詞は田口照子、作曲は高萩保宏によっています。

校区と学区

崎山小学校の校区には、下崎山町、上崎山町、向町、長手町といった地域が含まれていました。中学校は五島市立崎山中学校へと進学します。このように、地域の教育機関として重要な役割を果たしてきました。

校舎について

校舎は1971年に完成した新校舎があり、その後も数回の増改築が行われました。新校舎の完成により、教育環境が大きく改善されました。また、学校給食も1965年から開始され、栄養面でも配慮された教育が行われていました。

統合と閉校

2024年には、福江小学校に統合されることが正式に決まり、崎山小学校はその歴史を終えることになります。統合後は、五島市立福江小学校として新たにスタートを切ることとなります。この閉校により、この地域で長い間教育の中心であった崎山小学校はさよならを告げることになります。

交通アクセス

崎山小学校へは、最寄りのバス停である「崎山中学校前」からアクセスが可能で、また長崎県道165号大浜福江線による交通手段も提供されていました。

まとめ

五島市立崎山小学校は地域の教育を支え、150年の歴史を持つ学校でした。閉校に向けた準備が進む中、地域の人々の記憶に残る学校としてその名を刻みます。今後は福江小学校がその役割を引き継ぎ、地域の教育の発展に寄与することでしょう。

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