井上知大

井上 知大について

井上知大（いのうえともひろ）は、1978年4月16日生まれのサッカー審判員で、主に日本のサッカー界で活躍しています。彼は兵庫県出身で、東京都サッカー協会のメンバーとして審判業務に従事しています。

略歴

井上は2002年12月に1級審判員の資格を取得しました。この資格は日本におけるサッカー審判としてのキャリアの基礎を築くもので、同年に彼はJ2リーグの副審としてデビューしました。具体的には、2003年にJ2の副審として4試合に関わり、その後2004年には日本フットボールリーグ（JFL）の試合を担当しました。

2005年にはJリーグに昇格し、J1の副審として7試合、J2の副審として10試合を務めました。この年の経験は、彼の審判としての視野を広げる重要なステップとなりました。さらに、2006年には再びJFLの試合を担当し、次の年からはJ2で主審を務めることになりました。2008年にも同様にJ2での主審を担当し、本格的に審判としての地位を築いていきました。

彼のキャリアの大きな転機は2009年に訪れました。この年のシーズン途中に、J1リーグの主審として起用され、初めて担当した試合は第32節の「ヴィッセル神戸対横浜F・マリノス戦」でした。これは彼にとって大きな名誉であり、J1リーグにおける重要な地位を確立する契機となりました。

さらに、2010年には名古屋グランパスがJ1初優勝を決めた第31節の湘南ベルマーレ戦を担当し、注目を集めました。彼の審判としての判断力やプレーに対する理解は、リーグの中で高く評価されています。

経歴

• - 1級審判員登録: 2002年11月
• - Jリーグ(J1)初主審: 2009年11月21日　ヴィッセル神戸対横浜F・マリノス戦（ホームズスタジアム神戸）
• - Jリーグ(J1)初副審: 2005年4月24日　鹿島アントラーズ対ジュビロ磐田戦（県立カシマサッカースタジアム）
• - Jリーグ(J2)初主審: 2007年3月25日　モンテディオ山形対コンサドーレ札幌戦（NDソフトスタジアム山形）
• - Jリーグ(J2)初副審: 2003年4月19日　アビスパ福岡対大宮アルディージャ戦（東平尾公園博多の森球技場）
• - Jリーグ(カップ戦)初主審: 2010年5月29日　アルビレックス新潟対大宮アルディージャ戦（東北電力ビッグスワンスタジアム）

出場記録

井上は、VAR（ビデオアシスタントレフェリー）、AVAR（副VAR）、およびAAR（追加副審）としても活動しています。多くの国内公式戦において、彼の技術や判断力は多くの選手やチームに信頼されています。これまでの彼の業績としては、[日本フットボールリーグ]をはじめ、日本クラブユースサッカー選手権、全国高等学校サッカー選手権、高円宮杯全日本ユースサッカー選手権、関東大学サッカーリーグなど、様々な重要な試合の審判を担当しています。

井上知大は、サッカーの審判業務において確かな実績と経験を積んでおり、今後の活躍にも期待が寄せられています。

もう一度検索