井口台

井口台（いのくちだい）

井口台は、広島県広島市西区に位置し、通称は「井口台パークタウン」として親しまれる住宅地です。この地域は、一丁目から四丁目まで構成されており、郵便番号は733-0844（広島西郵便局管区）。ここに住む人々の人口は約7,680人、世帯数は2,860世帯となっています。

地理情報

井口台は、広島市の中心地である紙屋町からおよそ8kmの位置にあり、西区の最西部に広がる住宅団地です。鈴ヶ峰の南側に広がるこのエリアは、周囲にさまざまな地域と接しています。北には井口町、東に鈴が峰、南側には井口や井口鈴が台、西側には広島市佐伯区皆賀や五日市町大字昭和台が隣接しています。また、南側の境界には西広島バイパスが通っているため、交通の要所ともなっています。

井口台団地内では、一丁目と二丁目の境に中心があり、ここには医療機関やスーパーマーケット、商業施設が立ち並び、日常生活に必要な機能が一通り揃っています。例えば、フジ井口店やアルゾ井口台店、広島銀行井口台支店、日本郵便広島井口台郵便局などが存在し、住民にとって便利な環境を提供しています。また、団地内には井口台公園や広島市立井口台小学校、広島市立井口台中学校も設置され、教育施設も整っています。

歴史と由来

井口台という名称は、南側にある古くからの地名「井口」に由来しています。この「井口」は、戦国時代から続く歴史ある名称であり、元々は鈴ヶ峰が「猪の口」に似た形をしていたことから名付けられたと言われています。また、井口に隣接する古江の入り口が「江の口」となり、それが転じたとも考えられています。

この地域の開発は、三菱地所中国支店によって計画され、以下の段階を経て進められました。元々は果樹園が広がっていたこの地は、1970年8月から住宅用地の買収が始まり、1977年9月に着工、1983年1月には販売が開始されました。

交通アクセス

井口台では、広島電鉄が運行するバスが利用でき、団地内には8つのバス停があります。特に、商工センター方面からの直行便は、約1時間ごとに運行されており、利便性が高いです。また、広島市中心部からも1時間に1本のバスが運行され、この便は市役所を経由することもあります。

さらに、団地の近隣にはJR山陽本線新井口駅や広島電鉄宮島線商工センター入口駅があり、これらは徒歩で10分から20分程度でアクセス可能です。さらに西広島駅や己斐バスストップへのアクセスも良好です。

まとめ

このように、井口台は歴史的な背景を持ちながらも現代的な居住環境を兼ね備えた地域です。多様な交通手段や生活施設が充実しているため、住みやすい町として広島市内でも注目されています。

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