井口貞夫 (政治家)

井口貞夫（1905年12月2日 - 1999年5月23日）は、徳島県出身の政治家です。彼は、1958年に旧脇町（現在の美馬市）の町長に当選し、地域社会の発展に尽力しました。

井口貞夫は政治家としての活動に加えて、徳島県の酪農振興にも力を注ぎました。徳島県酪農民大会実行委員長を務め、酪農家の地位向上と酪農の発展に貢献しました。また、「徳島の文化を進める会」会長として、地域文化の振興にも尽力し、機関誌「徳島の文化」を主宰しました。

これらの功績が認められ、1993年に徳島県文化賞を受賞しました。

井口貞夫は、著述家としても活動しました。代表作である『山脈』シリーズは、彼の思想や活動を記録したものであり、地域社会や農業、文化に対する深い洞察が込められています。

主な著書は以下の通りです。

『山脈』井口貞夫、1973年
『山脈 続』徳島県農政クラブ、1976年
『山脈 第三集』徳島県農政クラブ、1980年
『山脈 第四集』徳島県農政クラブ、1985年
『江原開拓農協史』江原開拓農業協同組合、1986年
『山脈 第五集』徳島農政クラブ、1992年
* 『藍作経営に関する論文集』阿波藍生産振興協会、1993年

これらの著作を通して、井口貞夫は地域社会への貢献と文化の振興に情熱を注ぎ、その足跡は今もなお、徳島県において高く評価されています。

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