亜空戦記ライジン

『亜空戦記ライジン』

『亜空戦記ライジン』は、1988年7月12日にマイクロキャビンがDOGブランドからリリースしたファミリーコンピュータディスクシステム向けのアクションシューティングゲームです。ゲームは書き換え専用ソフトとして販売されたため、インデックスラベルは付属しませんが、同時期に発売された他のソフトの広告を切り取って作成されたラベルが存在しています。

ゲームの概要

本作は、プレイヤーが宇宙での戦闘を体験することができるゲームで、飛行形態での探索と地上でのアクションが組み合わさった独自のシステムが魅力です。『亜空戦記ライジン』は、普通のシューティングゲームとは一線を画し、プレイヤーが自らの判断で進行方向を選び進むことが求められます。

また、このゲームの発売当初には、登場キャラクターを模した食玩がカバヤ食品から発売され、ゲームの人気に拍車をかけました。これにより、ゲームのキャラクターはさらに広く知られることとなりました。

スタッフ

本作の制作には多くのスタッフが関わっており、企画はマイクロキャビンが担当しました。原案は加藤雅史氏、プログラミングはかわかみようじ氏、グラフィックは加藤雅史氏といまいゆき氏によって手掛けられました。チームには、さわだこうぞう氏やふるたゆたか氏、TAKO氏など、オリジナルスタッフも参加しています。

評価

ゲームのリリース後、複数のゲーム誌で評価が行われました。『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計19点（満40点中）、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」では12.90点（満25点中）という評価を受けています。また、同雑誌の特別付録「ファミコンディスクカード オールカタログ」においては、「ゲーム自体はかなり難しいので万人には勧められない」との助言が提供されています。

『ユーゲー』では、ゲームのシステムについて言及されており、「飛行形態で着陸できる場所を探し、地上に降りたら徒歩で探索開始」という独特なプレイスタイルが魅力とされている一方で、ゲームの内容に関しては「体力制なのをいいことに敵の攻撃は容赦なし」「同時期に出ていた『ガーディック外伝』と比較すると、あまりにも粗い部分が目立つ」「今遊ぶには厳しい作品だ」という評価がされました。

結論

『亜空戦記ライジン』は、その独特なゲームシステムやキャラクターの魅力によってファミコンユーザーの間で一定の注目を集めましたが、難易度やゲームの完成度に対する厳しい評価も受けています。時代を超えたゲームの側面を見ると、今もなお多くのファンが存在することは間違いないと言えます。

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