京都中央郵便局

京都中央郵便局

京都中央郵便局は、京都府京都市下京区に位置する重要な郵便施設であり、昔から多様なサービスを提供してきました。民営化前は、集配普通郵便局としての形態に分類されていましたが、現在は地域郵便ネットワークの中心的な役割を果たしています。

概要

この郵便局には、「ゆうちょ銀行京都店」や「かんぽ生命保険京都支店」が併設されており、個別店舗として機能しています。特にかんぽ生命保険京都支店は、京都府内で唯一の直営店舗となっています。また、郵政関連の健康管理センターも併設されており、地域住民の健康管理に寄与しています。

過去にはいくつかの分室が存在しましたが、これらは民営化以降の組織変更に伴い、いくつかが廃止されたり、他の郵便局に統合されたりしています。例えば、中央市場内分室は2007年に右京郵便局に所属が変更され、京都駅の分室も1965年に廃止されました。

沿革

京都中央郵便局の歴史は1880年に始まります。最初は京都七条電信分局として設立され、その後、名称がいくつか変更されながら発展してきました。1903年の通信官署官制施行に伴い、京都七条郵便局へ移行し、1911年には七条郵便局に改称されました。1949年には現在の「京都中央郵便局」という名称に変更され、以降、さまざまな展開を見せてきました。

特に1961年には新しい局舎が完成し、さまざまな業務が開始されました。この建物は、地下1階、地上6階の構造で、延べ面積は43,000平方メートルを超えています。最近では、郵便物の輸送手段が変わり、建物の老朽化も影響し、新たな複合ビルへの建替えが計画されています。

提供しているサービス

京都中央郵便局では、通常の郵便業務に加えて、印紙やゆうパック、生命保険の取扱いを行っています。また、地方公共団体に関連する事務、例えば京都市の地下鉄バス利用券の交付も行っています。特に金融関連サービスに関しては、ゆうちょ銀行京都店が貯金、貸付、為替など幅広い業務を提供し、かんぽ生命保険京都支店は個別業務の窓口として機能しています。

再開発計画

建物の老朽化に伴い、京都中央郵便局の複合ビルへの建替え計画が進行中です。この計画では、隣接する京都駅ビルとの一体化を図り、2025年に郵便業務の移転、2029年の完成を目指しています。新しいビルには最大14階建てが予定され、地下2階では京都駅前地下街との接続が計画されています。

アクセス

京都中央郵便局は、交通の便が非常に良い立地にあります。JR京都駅からは徒歩でアクセス可能で、また様々なバス路線が最寄り停留所に停車しています。近隣の名神高速道路や京都縦貫自動車道からのアクセスも便利です。駐車場も完備されており、訪れる人々にとって非常に利用しやすい郵便局となっています。

地域に密着したサービスを提供する京都中央郵便局は、今後もその役割を果たし続けることでしょう。

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