京都写真家協会

京都写真家協会について

京都写真家協会（きょうとしゃしんかきょうかい、略称KPS）は、1970年に設立された京都府内のプロ写真家を中心とする団体です。この協会は、他の全国組織で活動するプロ写真家団体に対して地域に根ざした組織を目指しており、全国で初めて地域単位のプロ写真家の組織として形成されました。

設立の背景

日本国内で活動するプロ写真家団体には（社）日本写真家協会（JPS）や（社）日本広告写真家協会（APA）などがありますが、これらは広範な地域を対象にした全国組織です。そのため、地域に特化した活動を求める声が高まり、京都のプロ写真家たちが集まって新たな組織を立ち上げることとなりました。発起人には小西晴美、中島良太郎、村田奎太郎、山本建三といった著名な写真家が名を連ねています。また、創立メンバーとしてフォトジャーナリストのアーネスト・サトウや、京都の写真界の草分け的存在である小林文司も参加しており、彼らの協力により協会はスタートを切りました。

沿革

京都写真家協会は1970年に「京都広告写真家協会」として始まりました。そして、1981年には「京都写真協会」に名称を変更し、1995年には創立25周年を迎えたのを機に「京都写真家協会」という現在の名前に改称されました。この名称変更は、より多様な写真家の参加と活動を促進する目的がありました。

主な活動

この協会は京都府立文化芸術会館で写真展示を行う「京都写真家協会展」を主催しています。この展覧会では、協会に所属するプロ写真家の作品が数多く展示され、訪れる人々に京都の美しい風景や文化、人々の生活を切り取った写真が紹介されます。こうした活動を通じて、地域の文化の発展や写真芸術の普及に寄与することを目指しています。

京都写真家協会は、会員間の交流を促進するためのイベントや研修も開催しており、メンバーの技術向上や情報共有が行われています。また、地域の学校や団体との協力を通じて、若い世代への写真の楽しさや技術の普及にも力を入れています。

外部リンク

京都写真家協会の公式サイトでは、最新の情報や活動内容、展覧会の詳細などが掲載されているため、興味のある方はぜひ訪れてみてください。地域の写真家たちがどのように活動しているのか、その成果を直接見ることができる貴重な機会です。KPSの活動を通じて、京都の文化や風景の魅力を再発見してみましょう。

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