京都市営バス横大路営業所

京都市営バス横大路営業所

京都市営バス横大路営業所（きょうとしえいバスよこおおじえいぎょうしょ）は、京都市伏見区横大路橋本に所在するバスの営業所です。この営業所の特徴の一つは、全国で初めて公営交通の運行を民間に委託した点であり、最初は阪急バスが担当しました。現在では、阪急バスのほか、エムケイが運行を行っており、13、特13、18、特18、19、20、22、43、69、81、南1、南2、南3、南5の各系統が阪急バス、またはエムケイによって運行されています。

沿革

1973年11月28日に開設されたこの営業所は、当初さまざまな系統を運営していました。1986年には梅津営業所から13号系統が移管され、以降も様々な系統の新設や廃止が繰り返されています。例えば、1988年には特18号系統や南1号系統、南2号系統が新設されましたが、同時に旧20号や23号、60号系統が廃止されるなどの変遷をたどりました。

1994年に特13号系統が新設された際には、徐々に系統の整理が進む中で、2000年代に入ると阪急バスへの委託も拡大しました。例えば、2000年には18号系統が阪急バスに委託されることになりました。その後も、系統の変更や新設が行われ、現在ではほぼ全てが阪急バス委託経路として運行されています。

現行の系統

現在の担当系統や運行経路は、主に京都市内の主要な交通拠点を結ぶ重要な役割を担っています。特に13号系統と特13号系統は、四条烏丸と久世地区を結んでおり、地域住民にとっては欠かせない交通手段です。特13号系統は、久世橋西詰や久世殿城町を経由し、住民に利便性を提供しています。

18号系統は二条駅や四条大宮から上鳥羽地区を結ぶ路線であり、特にこの地域においては重要な公共交通機関となっています。さらに、19号系統や20号系統も、京都市中心部と周辺地域をつなぐ役割を果たしており、観光利用にも対応しています。

これに加え、22号系統や43号系統は、伏見区や南区の市街地をカバーしており、利用者のニーズに応えるために運行されています。このように、多様な系統が設計されているため、地域住民や観光客にとって非常に便利な交通網が形成されているのです。

その他の業務

横大路営業所では、整備業務も行っています。その整備は阪急阪神エムテックに委託されており、運行する車両の保守・管理がしっかりと行われています。これは、営業所の運行安定性にも寄与し、利用者に対する信頼感を高めています。また、営業所の業務は、竹田操車場、壬生操車場、二条操車場、三哲操車場など複数の操車場で管理・運営されています。

終わりに

京都市営バス横大路営業所は、地域の交通を支える重要な拠点となっており、地域住民だけでなく観光客にもなくてはならない存在です。その運行の柔軟性と多様性から、多くの人々に愛用されています。今後も、市民のニーズに応じた運行が求められるでしょう。

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