京都市消防局

京都市消防局

京都市消防局は、京都市民の生命、身体及び財産を火災、災害から守ることを使命とする消防機関です。ここでは、その沿革、組織、主力機械、教育施設について解説します。

沿革

京都市消防局は、1948年3月7日に自治体消防として発足しました。当初は6つの消防署と23の消防出張所からなる体制でした。その後、京都市の発展とともに組織を拡大、再編を重ね、市民の安全を守る体制を強化してきました。

1948年：京都市消防局が発足（6署23出張所）
1950年：中京消防署を開設し、7署体制へ移行。各消防署の名称を変更
1955年：北消防署・南消防署を開設し、9署体制となる
1976年：山科消防署・西京消防署を開設し、11署体制となる
1995年：阪神・淡路大震災に応援出場
1999年：台湾地震災害に国際消防救助隊を派遣
2005年：特別高度救助隊「スーパーコマンドレスキューチーム」を設置
2011年：ニュージーランド、東日本大震災に国際消防救助隊、緊急消防援助隊を派遣
2012年：京都府内初の機動二輪車を導入
2018年：上鳥羽特別高度救助隊が発足
2022年：消防音楽隊及びカラーガード隊を廃止
2024年：能登半島地震に緊急消防援助隊を出動

組織

京都市消防局は、以下の組織で構成されています。

本部
総務部
予防部
警防部
消防学校
消防署：市内には11の消防署が配置されています。
本署
出張所

主力機械

京都市消防局は、様々な災害に対応するため、多種多様な車両や機材を保有しています。

消防ポンプ車:35台
小型水槽車:23台
水槽車:11台
小型動力ポンプ付軽積載車:1台
ブーム付き水槽車:1台
はしご車:16台
高規格救急車:50台
救助工作車（II型）：6台
特殊災害対策車：3台
大型救助工作車（III型）：1台
災害現場指揮支援車：1台
特殊災害対策車：1台
特別高度工作車：1台
大規模震災用高度救助車：2台で1セット
支援車I型：2台
大型除染システム搭載車 ：1台
燃料補給車：1台
無線中継車：1台
機動鑑識車：1台
監察指導車：7台
都市型水害対策車：1台
特殊災害対策車：2台
大型水槽車：1台
高発泡排煙車：1台
電源照明車：1台
放水砲車：1台
空気充填照明車：1台
消救車（消防救急車）：1台
高度救急救護車（ハイパーアンビュランス）：1台
器材搬送車：44台
整備保全車：3台
起震車：2台
多目的ローダー：1台
消防バイク隊（KYOTO REDWING）：3台
* 消防ヘリコプター：2機

これらの車両や機材は、火災、救助、救急といった様々な現場で活用され、市民の安全を守るために重要な役割を果たしています。

消防学校

京都市消防学校では、消防吏員や消防団員に対する教育訓練を実施しています。近年では京都府と共同で職員教育を行っており、府内の消防力強化に貢献しています。

所在地：京都府京都市南区上鳥羽塔ノ森下開ノ内21番地の3

まとめ

京都市消防局は、市民の安全を守るために、長年の歴史の中で培われた経験と技術、そして最新の装備を駆使して、日夜活動を続けています。市民一人ひとりが防災意識を高め、消防局と協力することで、より安全で安心な京都市を実現することができます。

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