京都府中丹広域振興局

京都府中丹広域振興局について

京都府中丹広域振興局は、舞鶴市にあり、府の出先機関として様々な業務を担当しています。この機関は、地域振興や行政活動を効率的に推進することを目的としており、2004年に舞鶴、福知山、綾部の3つの地方振興局が統合され、新たに設立されました。

設立の背景と目的

設立当初から、京都北部の中丹地方では、地域の特性を活かしながら効果的な振興施策を進めることが求められていました。そこで、広域振興局を設置することで、資源の有効活用や経費の節減を図ることが狙いとされています。特に、舞鶴市に本庁舎を置くことで、地域のニーズに迅速に応えることを重視しています。

担当業務

中丹広域振興局が果たす役割は多岐にわたります。これには、府政に関する案内や相談、消防防災、税金の課税・収納、企業誘致、パスポートの発行等が含まれます。また、地域の発展を促進するための施策も重要な業務の一部です。

この機関は、以下の区域を管轄しています。

• - 舞鶴市
• - 福知山市
• - 綾部市

さらに、合計3カ所の総合庁舎を設置しており、それぞれに関連する様々な部署が存在しています。具体的には、企画総務部、農林商工部、建設部などがあり、それに加えて、各地域に密着したサービス提供も行なっています。

主要な部署

1. 舞鶴総合庁舎
特に企画総務部では、地域振興に関する企画や実行を行います。また、消防防災課や税務課も重要な役割を果たしています。

2. 綾部総合庁舎
地域の特性に応じた行政サービスを提供し、持続的な地域発展を支えるために様々な部署が活動しています。

3. 福知山総合庁舎
住民の健康や福祉を支えるために、健康福祉部や保健所も備えています。

このように、各庁舎が連携しながら広域的な振興を図ることで、各地域の発展を相互に支える仕組みが形成されています。

沿革

この振興局は、1953年に舞鶴地方振興局として設置され、その後、1983年には新庁舎が完成しました。2004年には福知山、綾部両地方振興局が統合され、現在の中丹広域振興局に改名されています。2019年には、舞鶴総合庁舎内に中丹東土木事務所舞鶴出張所が新設され、より地域密着のサービスを強化しています。

工業団地の管轄

中丹広域振興局は、地域の産業振興にも力を入れており、以下の工業団地を管轄しています：

• - 京都北部中核工業団地（福知山市）
• - 喜多工業団地（舞鶴市）
• - 平工業団地（舞鶴市）

このような工業団地は、地元の企業誘致や産業振興に欠かせない存在です。

関連機関

関連する官庁や団体としては、京都府港湾局や京都府立農業大学校、京都舞鶴港湾振興会などが挙げられます。これらの機関との協力を通じて、地域振興の一層の推進が期待されています。

京都府中丹広域振興局は、地方行政を支える重要な役割を果たし、地域住民や企業に対する多様なサービスを提供しています。

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