京都府知事指定伝統工芸品

京都府知事指定伝統工芸品

京都府知事指定伝統工芸品は、京都府の条例に基づき指定される、京都を代表する伝統工芸品、伝統食品です。これらの品々は、長年にわたり培われてきた技術と文化を継承し、現代においてもその価値を保ち続けています。

カテゴリ

指定される品々は、以下の3つのカテゴリに分類されます。（2025年4月現在、合計34品目）

1. 京もの指定工芸品:
伝統的な素材、技術、または意匠を用い、手工業的な手法に基づいて製造される京都の工芸品です。これらの工芸品は、職人の熟練した技と、素材の持つ美しさが融合した、まさに芸術品と呼ぶにふさわしい品々です。

2. 京もの技術活用品:
京もの指定工芸品に使用されている技術などを活用し、伝統的な素材、技術、または意匠を用いて製造される京都の工芸品です。伝統工芸の技術を活かしつつ、現代の生活様式に合わせた新しい製品が生み出されています。

3. 京もの伝統食品:
伝統的な素材と技術を用いて製造される京都の食品です。長い歴史の中で培われた独特の製法や、厳選された素材を使用することで、他では味わえない風味や食感を生み出しています。

各カテゴリの例

京もの指定工芸品:
丹後ちりめん工芸品などが該当します。丹後ちりめんは、独特のシボ（表面の凹凸）が特徴で、高級な着物や和小物などに用いられています。

京もの伝統食品:
京つけもの、京上菓子などが該当します。京つけものは、野菜の風味を生かした浅漬けや、長期間熟成させたものなど、様々な種類があります。京上菓子は、季節の素材や美しい意匠が凝らされ、茶席や贈答品として重宝されています。


これらの伝統工芸品や食品は、京都の歴史と文化を体現する貴重な財産です。職人たちの熟練した技術と情熱、そして受け継がれてきた伝統を守り、未来へと伝えていくことが重要です。

関連情報

関連項目:
伝統工芸品
京の手しごと工芸品
日本の伝統工芸品の一覧

外部リンク:
京都府　京都府伝統と文化のものづくり産業振興条例
京都府　京都府の伝統工芸品等
京都伝統工芸協議会

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