京都府立南陽高等学校・附属中学校

京都府立南陽高等学校・附属中学校 (Kyoto Prefectural Nanyo Junior/Senior High School)

概要

京都府木津川市に位置する京都府立南陽高等学校・附属中学校は、関西文化学術研究都市の一部であり、進学校としては特に優れた進学成果を誇っています。設立が比較的新しいにも関わらず、普通科の他に独自のサイエンスリサーチ科も設けられ、様々な学問に取り組む機会があります。公式のマスコットキャラクターである「くまなん」は、生徒が作成し、校章が鼻の部分にあしらわれるなど、親しみやすい存在です。

設置学科

高等学校

• - 普通科

この学科は文系・理系に分かれることができ、高校3年生からは選択授業形式で自由度の高いカリキュラムが展開されています。高い学力を持つ生徒たちが集まり、7割以上が国公立大学・私立大学に進学する実績を挙げています。

• - サイエンスリサーチ科

この科は、探究活動に重点を置き、文系の生徒にも対応したカリキュラムが編成されています。理系だけでなく、人文・社会科学に特化したクラスもあり、さまざまな進学先を考慮した学びが可能です。

附属中学校

• - 中高一貫コース

2018年に新設された附属中学校では、高校の教育内容に対応した学びが行われており、探究型の授業や英語教育が充実しています。毎週3回の7時間授業を通じて、高校の先取り学習が可能です。

沿革

南陽高校は1986年に創立され、その当初から進学校としての道を歩んできました。開校以来、京都府内の他校にはない独自の取り組みを進め、多くの生徒が進学してきました。2004年には通学圏の再編と専門学科の設置が行われ、教育環境がさらに充実しました。また、2016年には中高一貫教育の導入が決まり、2018年に附属中学校が開校しました。

生徒会と部活動

生徒の自治を尊重し、活発な生徒会活動が展開されています。文化系・体育系ともに多くの部活動が存在し、毎年多くの生徒が参加しています。特にソフトボール部や陸上競技部は全国大会常連の実績を持っています。

校訓と特色

「進取」「敬愛」「雄健」の校訓のもと、生徒たちは自らの目標に向かって努力しています。また、学校の施設も充実しており、冷房完備の教室や体育館、グラウンドなどが整備されています。特に、サイエンスリサーチ科では大学や研究機関と連携した教育プログラムが組まれており、高度な専門知識を学ぶことができます。

進学実績

毎年、国公立大学に約120人の生徒が現役合格しており、進学指導にも力を入れています。近年では、自宅学習の時間も増え、学力の底上げが進行中です。

交通アクセス

最寄りの駅は近鉄高の原駅であり、コミュニティバスも利用可能です。多様な交通手段が整っており、通学の便も良好です。

このように、京都府立南陽高等学校・附属中学校は、進学実績と多様な教育経験が生徒たちに魅力的な学びの場を提供しています。

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