京都府立山城高等学校

京都府立山城高等学校について

京都府立山城高等学校（きょうとふりつ やましろこうとうがっこう）は、京都市北区の大将軍坂田町に位置する公立の高校です。1907年に京都府立第五中学校として開校され、その後の学制改革を経て1948年に現在の名称に改称されました。本校は、普通科と文理総合科を設置し、特に聴覚に障害のある生徒のための教育部門（聴障部）を有することが特徴です。

教育理念

この学校の教育方針は、「真理と平和を探求し、正義を貫く人間を育成する」という理念にもとづいて、さまざまな教育活動を行っています。自主性、自立心、共生の精神を重視し、責任感や相互敬愛、協力を育てる教育が行われています。また、豊かな情操の育成や健康の促進も推進され、社会奉仕の心を尊重する教育が特徴です。

沿革

本校の歴史は1907年に始まり、1918年には京都府立京都第三中学校と改称されました。1950年代には聴覚障害の生徒の受け入れが進み、1998年には新たな校舎が建設されました。2018年には普通科のスタンダードコースが廃止され、あらたにスーパーアドバンストコースとアドバンストコースが設けられました。2020年には普通科と文理総合科が単位制に移行し、教育の柔軟性を高める取り組みが進んでいます。

行事と活動

毎年の学校行事には、入学式や始業式、山城祭（文化祭と体育祭を合わせた行事）などが行われます。特に山城祭では、各学年の生徒によるテーマに基づいた発表や、生徒自治会、PTAなどの活動が紹介される場となっており、地域住民との交流も大切にされています。体育祭では、クラス対抗の競技が行われ、生徒たちの団結力が試されます。

部活動

山城高校では、体育系と文化系の多彩な部活動が用意されており、生徒たちは自分の興味や特技を活かすことができます。体育系では、硬式野球やサッカー、バスケットボールなど力強い歴史を持つ部活動があり、特に野球部は数多くの大会に出場しています。また、文化系の部活動も豊かで、ダンス部や吹奏楽部などが高い評価を受けています。

制服とアクセス

制服は男女ともにブレザーが基本で、男子はブラック、女子はチャコールグレーのチェック柄が特徴です。また、靴下や靴、鞄に関しては特に規定が設けられていません。

アクセスについては、京都市営バスの「府立体育館前」停留所から徒歩1分、「大将軍」停留所から徒歩5分と利便性が高く、多くの生徒が通学しやすい立地にあります。JR嵯峨野線の円町駅や花園駅からもアクセス可能です。

著名な卒業生

この学校からは多くの著名な卒業生が輩出されており、政治家や実業家、芸能人、研究者、アスリートなど多岐にわたっています。「山城新伍」などの芸能人や、スポーツ界でも名だたる選手が本校の卒業生であることは、学校の誇りの一つと言えるでしょう。

京都府立山城高等学校は、幅広い教育活動を通して、次世代を担う人材を育成する重要な役割を果たしています。

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