京都府道123号水垂上桂線

京都府道123号水垂上桂線

京都府道123号水垂上桂線は、京都市の伏見区から西京区に至る一般的な府道であり、特に地域交通において重要な役割を果たしています。この道路は淀水垂町を起点にして、上桂の山田畑田町まで約12.5kmにわたり続いており、桂川の西側を走ることから、堤防や市街地を通り抜ける形で北上します。

ローカル交通路としての役割

この道の特徴は、ほぼ全線にわたって国道171号や桂川街道と平行している点です。これにより交通の流れを円滑にし、特に北上する交通に貢献しています。また、堤防部分では信号が少ないため裏道としての機能も持っています。しかし、狭い区間が多く、交通量も多いため、通行の際には注意が必要です。

治水対策と道路の整備

特に注目すべきは、京都市道淀146号線との合流地点から淀下津町にかけての約1,900mの区間です。ここは、国土交通省が実施した桂川引堤事業に伴い、国や京都市による治水対策として整備が進められました。2023年4月12日には、内陸側に新たな歩道を伴った道路への付け替え工事が完了し、供用が開始されました。この改善により、地域住民の安全性が高まっただけでなく、交通の利便性も向上しました。

大小の交差点と交通機関

京都府道123号線は、伏見区、南区、西京区という京都市の3つの区を通過します。交通の便が良い場所には山田口交差点があります。ここは京都府道29号宇多野嵐山山田線との交差点でもあり、多くの道路との接続がなされています。また、この路線は東海道新幹線や東海道本線、阪急京都本線、阪急嵐山線などの鉄道と交差するため、鉄道利用者にも便利なアクセスを提供しています。

まとめ

京都府道123号水垂上桂線は、地域住民の生活や観光客の移動において重要な交通の軸となる道路です。堤防沿いを走るこの道路は、交通の流れを円滑にするだけでなく、近年の整備によりさらに安全性と利便性が向上しました。これからも、地元の交通網の一部として役立っていくことでしょう。

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