京都産業大学サギタリウス

京都産業大学サギタリウス

京都産業大学サギタリウスは、京都産業大学の体育会に所属するアメリカンフットボールチームです。創部は1969年で、同年に日本の学生アメリカンフットボールを統括する主要組織の一つである関西学生アメリカンフットボール連盟に正式に加盟しました。

チーム名称の由来

チーム名である「サギタリウス（Sagittarius）」は、ラテン語でいて座を意味します。この名称は、京都産業大学の校章にいて座のマークがデザインされていることに由来しており、チームが大学の象徴と深く結びついていることを示しています。

歴史と戦績

チームは1969年の連盟加盟以降、関西学生リーグでの戦いを続けてきました。歴史における大きな節目の一つが、1988年に迎えた関西学生リーグの入替戦です。この重要な一戦で、サギタリウスは大阪体育大学を破り、悲願であった一部リーグへの初昇格を果たしました。これはチームにとって、長年の努力が実を結んだ栄光の瞬間でした。

しかし、一部リーグでの戦いは厳しさを極めました。初昇格後のシーズンとなった1989年は、再び入替戦に臨み、勝利を収めて一部残留を果たします。しかし、翌1990年シーズンはリーグ戦で最下位となり、再び入替戦に回ることとなりました。ここで、二年前に一部昇格を阻まれた相手である大阪体育大学との対戦となり、残念ながら敗北を喫し、二部リーグへの降格が決まりました。

これ以降、京都産業大学サギタリウスは一部リーグへの昇格と二部リーグへの降格を繰り返す時期が続きました。一部昇格を果たしては、厳しい戦いの末に再び二部へ降格するという状況が、チームの主要な歩みとなりました。特に、1995年の入替戦で大阪産業大学に敗れて以来、チームは一部リーグの舞台から遠ざかっています。

近年も一部復帰を目指し奮闘していますが、その道は容易ではありません。記憶に残る一戦としては、2005年度シーズンにおける神戸大学との試合が挙げられます。この試合では、試合終了間際、残りわずか1秒という土壇場で逆転のタッチダウンを許し、17対20という僅差で惜敗しました。このような経験も経ながら、チームは一部リーグ復帰を目指し、日々の練習に励んでいます。

サギタリウスは、創部から半世紀以上の歴史の中で、多くの困難に直面しながらも、情熱を持ってアメリカンフットボールに取り組んできました。いて座のように、大学の象徴を胸に、今後の活躍が期待されています。

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