人気者でいこう!

『人気者でいこう!』

『人気者でいこう!』は、1997年10月14日から2001年9月25日までテレビ朝日系列で放送された日本のバラエティ番組です。この番組は、朝日放送と吉本興業の共同制作により実現し、毎週火曜日の21時からの放送を行っていました。2000年4月からは放送時間が20時54分から21時48分に繰り上げられていました。

番組の最大の特徴は、ダウンタウンの浜田雅功が初めて単独でレギュラーを務めた点です。彼は戸籍名「濵田雅功」名義でも構成に参加し、彼のユニークな視点が番組に新たな風を吹き込みました。初期の番組のテーマは、「浜田が芸能界の人気者たちと遊ぶ」というもので、週替わりで様々な企画を展開しました。最初は「人気者ハウス」を舞台にした内容が中心でしたが、人気が高まるにつれ、コア企画やミニコーナーが増えていきました。

特に、1999年から2000年にかけてコア企画として行われた「芸能人格付けチェック」は多くの視聴者の関心を集め、裏番組の「ガチンコ!」とも互角の視聴率を競い合いました。音楽面でも番組は注目を浴びており、初期のテーマソングには奥田民生の「恋のかけら」が使用されていましたが、その後はさまざまな曲がオープニングやエンディングに使われました。

番組内では人気者たちにIDカードが配られ、これが「人気者ハウス」の鍵として機能していたことも。このハウスは山梨県忍野村に造られ、最初には大々的に企画されていましたが、交通の不便さや近隣のトラブルの影響で次第に使用されなくなっていきました。

出演者も豪華で、浜田雅功をはじめ、奥田民生や志村けん、鈴木あみ、ガッツ石松など、幅広く多彩な顔ぶれが揃いました。特番では伊東四朗や赤江珠緒といった有名人も登場し、その豪華なラインアップは番組の魅力の一部となっていました。また、ゲスト出演者の中にはAKB48や坂道シリーズのメンバーも含まれており、時代の流れを感じさせました。

放送は2001年に終了し、その後は『HAMADA COMPANY 弾丸!ヒーローズ』へと引き継がれる形となりました。浜田はこの番組の終了から約18年後、再び同じ時間帯でABCテレビの制作番組にメインキャストとして出演しました。このように、『人気者でいこう!』は浜田雅功のキャリアにおいても重要な位置を占め、ダウンタウンのファンやバラエティ番組のファンに多くの思い出を提供してきた番組として語り継がれています。

コーナー企画と成果

番組内では、特に人気が高かった「芸能人格付けチェック」や「少数派でいこう」といったコーナーが記憶に残ります。「少数派でいこう」は普通の事柄に関してパネリストが意見を分かち合うゲームであり、視聴者が楽しめるトークとともに、参加者とのインタラクションが魅力でした。一方、「芸能人格付けチェック」は格付けをテーマにした様々なドッキリ企画で、視聴者にとっても挑戦的で新鮮な内容でした。

さらに、企画の一部には視聴者参加型のコーナーもあり、例えば「100万円を捜せ！」では視聴者が自宅に隠したお金を人気者たちが探すという内容が展開され、多くの話題を呼びました。

全体的に『人気者でいこう!』は、バラエティ番組の多様性と完成度において非常に高いレベルを誇っていました。そのため、多くのファンに愛され、長い間日本のテレビシーンでの存在感を示してきたと言えます。

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