人造人間18号

人造人間18号

人造人間18号（じんぞうにんげんじゅうはちごう）は、鳥山明による漫画『ドラゴンボール』およびアニメ『ドラゴンボールZ』や『ドラゴンボール超』に登場するキャラクターで、その魅力と力強さで多くのファンを惹きつけています。彼女の声を担当するのは伊藤美紀です。

人物像

18号はレッドリボン軍のドクター・ゲロによって人間の女性を基に作られた人造人間で、双子の弟である人造人間17号と共に存在します。ゲロは17号の超人的なパワーに手をこまねいていたため、18号はそのパワーを抑えつつも、超サイヤ人を超える実力を持っています。彼女は飛行能力があり、気を完全に感じさせない特異な存在です。また、エネルギー切れがないため疲労を感じることもありません。物理的にも非常に頑強であり、トランクスの剣を片手で受け止めるほどです。

18号の外見は非常に美しく、多くの男性から「いい女」と称賛されます。年齢を重ねても見た目が変わらず、髪型や服装を年相応に変えている姿が見られます。性格はクールで高飛車であり、冷たい言葉遣いや金銭面に対する執着が見える一方、ファッションにはこだわりを持っています。時折見せる女性らしい一面も魅力の一つで、クリリンに対しての振る舞いではその一面が強く表れています。

ストーリーへの絡み

18号は物語の中で幾度となく重要な役割を果たします。彼女はセル編において、弟である17号とともにゲロの命令に従わない存在として登場します。初めて互角の戦いを見せたのはベジータとの戦闘であり、長い戦闘を経て彼を圧倒し、トランクスにも強さを見せつけることになります。

彼女は、クリリンに恋心を持ち、その後の彼とのロマンチックな関係へと発展していく様子も見どころです。特に、彼女がクリリンをキスでからかうシーンはファンに印象を残しています。やがて、18号はクリリンと結婚し、娘マーロンをもうけることになります。子育てと夫婦生活を大切にし、特にクリリンのことを思いやる姿は、彼女の意外な一面を見せてくれます。

その他のエピソード

『ドラゴンボール超』や『ドラゴンボールGT』にも登場し、強さや美しさだけでなく、家庭の一員としての彼女の姿も描かれます。特に力の大会では、弟の17号との連携プレーが見所となっています。彼女は実力を発揮し、決して脱落することなく戦い続けます。また、アニメなどでは彼女の温かい一面や実家のような面を伺わせるシーンも多く、視聴者に愛される理由がわかります。

人間時代と設定の経緯

18号は元々「ラズリ」という名前の人間であり、17号は「ラピス」として存在していました。作品中で彼女が「18号」としてのみ呼ばれるのは、彼女の改造によって人造人間としての役割が完全に定義されたからです。また、彼女たち人造人間の設定は鳥山明の想像力の賜物で、元々は数体の敵キャラクターしか考えられていなかったところから、急遽美形の男女のキャラクターとして新たに生み出されました。

結ぶ言葉

人造人間18号は、ただの戦闘キャラクターではなく、彼女の日常生活や感情表現にんぴつきした描写は、アニメや漫画をいっそう魅力的にしています。彼女の存在は『ドラゴンボール』シリーズに欠かせない要素であり、視聴者に対する影響も非常に大きいキャラクターです。これからも彼女の活躍を見守り、さらなる成長を楽しみにしたいと思います。

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