仁平菜月

仁平菜月（にだいら なつき）は、1998年7月12日生まれの日本の女子バドミントン選手です。茨城県水戸市出身で、5歳からバドミントンを始めました。その才能は早くから開花し、全国小学生バドミントン選手権大会では驚異の3連覇を達成。2009年にはジュニア日本代表に選出されるなど、幼少期から将来を嘱望される選手でした。

小学校卒業後は富岡町立富岡第一中学校に進学しましたが、東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故の影響で、避難先の猪苗代町立猪苗代中学校でバドミントン活動を継続しました。困難な状況の中でも、彼女のバドミントンへの情熱は衰えることなく、2013年には全国中学校バドミントン大会で主将としてチームを牽引し、見事団体3連覇を達成。さらに、個人シングルスでも優勝を飾るという圧倒的な強さを見せつけました。

同年11月には、U-17アジアユースシングルスに出場し、金メダルを獲得。その勢いのまま、12月には全日本総合バドミントン選手権大会の予選を突破し、本戦に初出場を果たしました。中学校卒業後は、福島県立富岡高等学校に進学。高校時代もその活躍は目覚ましく、2014年にはインターハイ団体優勝に貢献、全日本ジュニアでは2位入賞。2015年にはインターハイ団体で2位、全日本ジュニアでも再び2位、全日本総合ではベスト16に進出。そして、2016年にはインターハイ女子シングルスで悲願の優勝を成し遂げました。

高校卒業後は、実業団のトナミ運輸に入社。2017年には日本ランキングサーキット大会女子シングルスで優勝を飾り、その実力を改めて証明しました。現在もヨネックス所属の選手として、更なる高みを目指し、日々トレーニングに励んでいます。

仁平菜月は、幼少期から才能を発揮し、数々の困難を乗り越えながら成長を続けてきた、日本を代表する女子バドミントン選手の一人です。今後の更なる活躍が期待されています。

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