仁科裕貴

仁科裕貴

仁科裕貴（にしな ゆうき）は、広島県出身の小説家です。修道中学校・高等学校を経て、奈良教育大学教育学部を卒業しました。第19回電撃小説大賞への応募を機に文壇デビューを果たし、現在は多岐にわたるジャンルで作品を発表しています。

経歴

幼い頃から文章を書くことに長けていた仁科氏は、物語を創造する仕事に憧れ、当初はゲームクリエイターを目指していました。16歳でクリエイターとして活動を開始した後、ミステリー小説に魅了され、自らミステリー作品を執筆するために、奈良県警察の警察官という道を選びます。警察学校卒業後の交番実習中には、職務質問をした相手が強盗犯であったことから、本部長表彰を受けたという逸話も持っています。その後、公安に所属しましたが、激務が原因で脳卒中を発症し、退職。

作風と特徴

恋愛小説をはじめ、幅広いジャンルを手がける仁科氏ですが、警察官としての経験から、探偵が犯罪に関わることに不自然さを感じており、自身の作品には探偵を登場させないというこだわりを持っています。緻密なプロットとリアリティのある描写が特徴で、読者を物語の世界へと引き込みます。

現在は広島県内で猫と共に生活しながら、執筆活動を続けています。

作品一覧

座敷童子の代理人 シリーズ（メディアワークス文庫）
座敷童子の代理人（2015年5月）
座敷童子の代理人2（2015年10月）
座敷童子の代理人3（2016年6月）
座敷童子の代理人4（2016年11月）
座敷童子の代理人5（2017年6月）
座敷童子の代理人6（2018年2月）
座敷童子の代理人7（2018年12月）
座敷童子の代理人8（2020年10月）
座敷童子の代理人9（2021年11月）
座敷童子の代理人10（2022年6月）
初恋ロスタイム
初恋ロスタイム（2016年1月 メディアワークス文庫 / 2019年8月 角川つばさ文庫）
【改題】初恋ロスタイム -First Time-（2019年8月 メディアワークス文庫）
初恋ロスタイム -Advanced Time-（2019年8月 メディアワークス文庫）
後宮の夜叉姫 シリーズ（メディアワークス文庫）
後宮の夜叉姫（2019年5月）
後宮の夜叉姫2（2020年2月）
後宮の夜叉姫3（2021年3月）
後宮の夜叉姫4（2023年5月）
後宮の夜叉姫5（2023年6月）
識神さまには視えている
識神さまには視えている1 河童の三郎怪死事件（2024年11月 メディアワークス文庫）
識神さまには視えている2 吸血鬼、帝都に暗躍す（2024年12月 メディアワークス文庫）
その他
罪色の環 -リジャッジメント-（2014年3月 メディアワークス文庫）
神なき世界のトーメンター（2014年9月 電撃文庫）

映像化作品

映画
初恋ロスタイム（2019年9月20日公開、配給：KADOKAWA、監督：河合勇人、主演：板垣瑞生）

関連項目

日本の小説家一覧
ライトノベル作家一覧
修道中学校・高等学校の人物一覧

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