今井美範

今井美範：国際的な舞台で活躍するミュージカル女優

今井美範（いまい みのり）は、ドイツで活躍する実力派ミュージカル女優です。1982年10月23日、三重県桑名市生まれ。ドイツ系アメリカ人の父と日本人の母を持つハーフです。

彼女のキャリアは、2001年、名古屋芸術大学音楽学部声楽科への入学から始まります。在学中の2002年、劇団四季に入団。大学を中退し、本格的にミュージカルの世界へ足を踏み入れました。

劇団四季時代には、数々の話題作で重要な役を演じ、その才能を開花させます。『ライオンキング』ではナラ役で主演を務め、圧倒的な存在感を示しました。また、『アイーダ』ではアイーダ役の主演に加え、アンサンブルとしてネヘブカ役も演じ分けています。さらに、『ウィキッド』では、主人公エルファバ役を演じる傍ら、アンサンブルとしてグリンダの友人シェンシェンやエルファバの母を演じるなど、幅広い役柄に挑戦しました。その他、『マンマ・ミーア！』や『劇団四季ソング＆ダンス～55ステップス～』にも出演するなど、精力的に活動しました。

2010年、劇団四季を退団。同年結婚後、ドイツへ渡ります。新たな舞台を求め、海外進出を果たしました。

ドイツでの活躍は目覚ましく、2011年には『ウィキッド』ドイツ版にアンサンブルとして出演。その後、ドイツのツアー版『キャッツ』では、タントミール（日本の『キャッツ』でいうカッサンドラ）、ディミータ、そしてグリザベラと、主要な役どころを数多く演じました。彼女の類まれな表現力は、ドイツの観客を魅了しました。そして翌年には、ベルリンのコーミシェオペラで上演された『ウエストサイド物語』でアニタ役を熱演。その演技は高い評価を受けました。

今井美範は、劇団四季での経験と持ち前の才能を活かし、ドイツのミュージカルシーンで確固たる地位を築きました。多様な役柄をこなし、その高い歌唱力と表現力で観客を惹きつけ、国際的な舞台で成功を収めた彼女の今後の活躍にも期待が高まります。

主な出演作品

ライオンキング: ナラ役
マンマ・ミーア！: アンサンブル
アイーダ: アイーダ役、ネヘブカ役、アンサンブル
ウィキッド: エルファバ役、アンサンブル（シェンシェン、魔女の母（レコーディングのみ）、ファニー（ドイツ公演））
劇団四季ソング＆ダンス ～55ステップス～: ボーカルパート
ドイツ版キャッツ: グリザベラ、ディミータ、タントミール
* ドイツ版ウエストサイド物語: アニタ役

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