今村良樹

今村良樹について

今村良樹（いまむら よしき）は、1957年9月19日生まれの日本の俳優、放送作家、そして紙芝居プロデューサーです。彼は音楽グループ「ずうとるび」のベース担当としても知られています。東京都目黒区上目黒で生まれ育った彼は、若いころから漫画家を目指し、芸能活動を始めました。

初期の活動と芸能界入り

中学1年生の頃、友人に誘われて「谷岡ヤスジのメッタメタガキ道講座」のオーディションを受け、合格を果たします。1972年には劇団ひまわりに入団し、映画『卒業旅行』でマーク・レスターと共演。その後、1973年に日本テレビの「笑点」で「ちびっ子大喜利」に出演し、後の「ずうとるび」のメンバーと出会うこととなります。

1974年、彼らは音楽グループ「ずうとるび」を結成し、人気を博しました。今村は自身の漫画やイラストの才能を活かし、「DUO」に掲載されたギャグ漫画「くるくるパーニック」や、アイドル雑誌「明星」での学園ミステリー作品も手掛けました。しかし、アメリカへの留学に伴い、しばらく芸能活動を休止することになります。これがきっかけで「ずうとるび」も解散しました。

放送作家への転身

留学から帰国後、1982年には石森史郎に師事し、放送作家としてのキャリアをスタートしました。彼はバラエティ番組の構成を担当し、数々の人気番組で活動しました。代表的な番組には『ノン子とのび太のアニメスクランブル』や、文化放送A&Gゾーンの様々な作品が含まれています。週に11本もの構成作家業をこなしていましたが、2009年には新たな挑戦として紙芝居プロデューサーとして活動を開始しました。

最近の活動

2012年には心理回想士の資格を取得し、回想士としての活動も行っています。また、2015年7月には元メッツの柏木孝夫、砂野誠一と共に「花吹雪歌激団」というユニットを結成しました。2020年には「ずうとるび」を再結成し、再び音楽活動を開始しました。

主な著作と出演

今村良樹の著作には、角川書店から出版された『アニラジ・ステーションより愛をこめて 君にSAY・YOU』があります。また、彼はテレビドラマ『翔んだカップル』や『太陽にほえろ!』など多くの作品に出演しました。さらに、『お笑いマンガ道場』や『全国高等学校クイズ選手権』といった番組でも構成を手掛け、その才能を発揮しています。

まとめ

多岐にわたるジャンルで活躍する今村良樹は、表現者としての幅広い経験を持ち、放送作家、俳優、紙芝居プロデューサーとして多くの人々に影響を与えてきました。その独特なキャリアと豊かな発想は、今後も注目され続けることでしょう。

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