今枝一郎

今枝 一郎（いまえだ いちろう）について

今枝一郎は、1974年11月6日生まれの元卓球選手です。日本の卓球界で名を馳せ、1994年には全日本男子シングルスチャンピオンに輝きました。卓球協会からは五段の称号を授与されています。引退後は、母校である愛知工業大学名電高等学校で監督と指導者としての道を歩んでいます。

経歴

彼の卓球キャリアは、1989年に全国中学校卓球大会男子シングルスでの優勝から始まりました。この成功を受けて、愛知工業大学名電高等学校に進学します。1991年には、インターハイで同級生の鬼頭明、安藤正勝とのチームで優勝を果たしました。

その後、愛知工業大学に進学し、1年生のときには第42回世界卓球選手権で団体メンバーとなり、8位という結果を残します。さらに、全日本学生卓球選手権大会では鬼頭選手と組んで男子ダブルスで優勝し、インカレ団体戦では準優勝に輝きました。

1994年は彼にとって特に素晴らしい年となり、全日本学生選手権の男子シングルスで優勝しました。また、インカレでも27年ぶりの団体優勝を達成し、全日本選手権でも松下雄二選手を破り優勝という成果を収めました。この男子シングルスにおける大学生の優勝は、10年ぶりの快挙でした。

しかし、1995年には第43回世界卓球選手権において腰を痛めてしまい、団体戦のメンバーから外れざるを得ませんでした。その後も彼は卓球を続け、2001年には全日本社会人卓球選手権男子ダブルスで竹谷康一選手とのペアで優勝を果たしました。

現在、彼は母校である愛工大名電高での監督業を通じて後進の指導にあたっており、卓球界への貢献を続けています。今枝一郎は、その実績と経験を生かし、若い選手たちに卓球の魅力を伝えています。彼の監督としての手腕は、多くの選手にとってのインスピレーションとなっていることでしょう。

もう一度検索