仏教伝道協会

公益財団法人仏教伝道協会について

公益財団法人仏教伝道協会（通称BDK）は、1965年に設立され、日本の仏教文化の普及とその理解を深める活動を行っている団体です。もともとは財団法人として設立され、2013年の法人制度改革に伴い、公益財団法人に移行しました。近年では、国内外の多くのホテルに仏教聖典を寄贈する事業や、様々な仏教精神を伝えるための啓発活動を展開しています。

目的と事業

この協会の目的は、仏教の慈悲や共生の精神を広めることです。そのために、仏教徒だけでなく広く一般の人々に向けて、現代的な理解を促す活動を行っています。主な事業には以下のものが含まれます：

• - 仏教典籍の訳と普及：仏教聖典を現代語や各国語に翻訳し、広めること。
• - 助成活動：仏教に関する研究やその文化を振興するための助成金や表彰。
• - 啓蒙活動：一般の人々に仏教精神を伝えるための講座やイベントの開催。
• - 施設貸与：仏教活動を支援するための施設の貸与。
• - その他事業：この法人目的を達成するために必要な事業を実施。

歴史

協会の設立以来、さまざまな歴史的な出来事がありました。1966年には日英対訳の『仏教聖典』を刊行し、1975年からはホテルへの寄贈活動も開始されました。また、1976年にはフランス語版の聖典も発行され、その後現在までに46の言語に翻訳されています。1982年には『大蔵経』の英訳が始まり、国内外での仏教理解の促進に寄与しています。

近年の活動としては、日本人留学生向けの奨学金制度の設立や、仏教音楽祭などのイベントの開催が挙げられます。2018年からは「輝け！お寺の掲示板大賞」も実施し、各寺院の取り組みを評価する企画が始まりました。

所在地と施設

協会の本部は東京都港区芝4丁目に位置し、国内外の仏教活動に関わる人々をサポートしています。また、活動の一環として、北米や欧州の大学において仏教講座の開設を支援しており、国際的な仏教文化の普及にも力を入れています。

主な刊行物とイベント

主な刊行物には、仏教聖典の各国語版や大蔵経の英訳などがあり、広く利用されています。さらに、BDKシンポジウムや実践布教研究会など、さまざまなイベントを通じて仏教の普及に努めています。

このように、公益財団法人仏教伝道協会は、仏教の精神や文化を広めるために多岐にわたる活動を展開しており、ひとり一人に豊かな人間性を育むことを目指しています。

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