仙台・大館号

仙台・大館号の概要

仙台・大館号（せんだい・おおだてごう）は、宮城県仙台市と秋田県大館市を結ぶ高速バス路線です。この路線は秋北バスが運営しており、正式な路線名は「大館・鹿角 - 仙台線」とされていますが、様々な表記が存在します。特に、予約システム「発車オ〜ライネット」では「仙台・大館号」との表記が用いられています。過去にはJRバス東北もこの路線を運行していたことがありますが、2013年にその運行は終了しました。

すべての席が指定席であるため、乗車する際には事前に予約を行う必要があります。また、2019年4月15日からは、平日の運行停止が解除され、土日・祝日を中心に運行が行われています。

運行会社と担当

仙台・大館号の運行は秋北バスが行っており、使用する車両は大館営業所からのもので、ナンバーは秋田となります。乗務員も大館営業所と花輪営業所から派遣されているため、地域に根ざしたサービスが提供されています。以前はJRバス東北も運行に携わっていた時期があり、当時は盛岡支店からの乗務員が担当していました。運行体制もワンマン運行が主で、途中で乗務員が交代するシステムが採用されていました。

運行経路

仙台・大館号の運行経路は以下のように設定されています。

• - ○：乗車のみ取り扱い
• - ●：降車のみ取り扱い
• - ↓↑：通過（経由せず）
• - 休：休憩

この経路により、多くの利用者がそれぞれの目的地にスムーズにアクセスできるよう努めています。

運行回数

仙台・大館号は、土曜日、日曜日、祝日などに限って1日2往復の運行が行われています。これにより、旅行や観光など、週末を利用した移動が可能となっています。

歴史の流れ

1999年7月24日に最初の運行が開始され、当初はJRバス東北と秋北バスが共同で運行していました。2003年には担当営業所が変更されるなどの改変があり、2006年から2008年にはいくつかのバス停が追加または廃止されるなどの運行内容の変化がありました。

2011年には東日本大震災の影響でJRバス東北の運行が休止された後、2013年にはJRバス東北が運行を完全に終了しました。その後も秋北バスがメインでサービスを続けていき、現在の形に定着しています。

さらに、2019年には運転手確保の課題から平日便を運休し、土日祝日のみの運行となりました。

2020年に入ると、新型コロナウイルスの影響も受け、一時運休となることがありましたが、その後運行は逐次再開され、地域の交通需要に応えています。

利用状況

仙台・大館号は、仙台市や大館市に住む人々や観光客にとって、生活や旅行に欠かせない重要な交通手段となっています。旅行目的だけでなく、仕事などでの訪問にも便利で、多くの人々に利用されています。これからも、地域の交通機関として重要な役割を果たし続けることが期待されます。

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