仙台市立柳生中学校

仙台市立柳生中学校：地域と伝統を繋ぐ学び舎

仙台市立柳生中学校は、宮城県仙台市太白区柳生三丁目に位置する公立中学校です。1996年、仙台市立中田中学校から分離・独立する形で開校し、今年で27周年を迎えました。2021年時点での生徒数は572名と、地域に根差した活気ある学校生活を送っています。

歴史と伝統：和紙の里から未来へ

柳生地区は古くから「柳生和紙」で知られる和紙の里として栄えてきました。仙台藩主・伊達政宗の産業振興政策の一環として発展した歴史を持ち、その伝統は現在も息づいています。本校の卒業証書は、この柳生和紙を使用しており、地域の歴史と文化を肌で感じられる象徴となっています。

教育活動：充実したカリキュラムと部活動

本校では、地域社会に貢献できる人材育成を目指し、多様な教育活動に取り組んでいます。年間を通して行われる行事には、校外学習、野外活動、修学旅行などが含まれており、生徒たちは仲間との協調性や社会性を育んでいます。

特に充実しているのが部活動です。野球部、女子ソフトボール部、サッカー部、陸上部、バスケットボール部、ソフトテニス部、バドミントン部、女子バレーボール部、ハンドボール部、卓球部、剣道部、水泳部、吹奏楽部、合唱部、ライフアート部、科学部、放送部と、幅広い分野の部活動が盛んに行われています。中には、NHK全国中学校放送コンテスト全国大会出場の実績を持つ放送部など、全国レベルで活躍する部活動もあります。夏季限定で駅伝部が、また体操部や柔道部は特設部として活動しています。

さらに、平成21年度には文部科学省委託事業「電子黒板を活用した教育に関する調査研究」のモデル校に選ばれ、ICT教育にも積極的に取り組んでいます。2019年には全教室にエアコンが設置されるなど、学習環境の整備にも力を入れています。

学校沿革：開校から現在まで

1996年4月1日、仙台市立柳生中学校は開校しました。開校式は4月5日に行われ、9月2日には校歌が制定され、同日が開校記念日となりました。その後、JRC加盟(1995年)、増築工事完了(2006年)、電子黒板設置(2009年)、全教室エアコン設置完了(2019年)など、時代に合わせて学校施設の充実を図ってきました。東日本大震災発生時には、体育館と武道館が避難所として活用され、地域社会への貢献を果たしました。

地域との連携：未来を担う人材育成

仙台市立柳生中学校は、地域社会との連携を重視しています。地元の小学校（西中田小学校、柳生小学校）と密接に連携し、地域に貢献できる人材育成に努めています。卒業生の中には、プロ野球選手として活躍する卒業生も輩出しており、地域からの期待も高い学校です。

JR南仙台駅から徒歩約22分の場所に位置し、アクセスも良好です。今後も地域に愛される学校として、生徒たちの成長をサポートしていくことでしょう。

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