仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦

仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦

『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』は、2012年4月21日に公開された劇場版作品です。特撮テレビドラマ「仮面ライダーシリーズ」と「スーパー戦隊シリーズ」という、日本を代表する2大ヒーロー作品がクロスオーバーした「スーパーヒーロー大戦シリーズ」の第1弾として制作されました。

概要

本作の最大の特徴は、昭和から平成までの仮面ライダー（50人）とスーパー戦隊の戦士たち（173人）、そして双方の敵怪人（97人）と戦闘員（165人）が一堂に会して戦うという、まさに「大戦」と呼ぶにふさわしい壮大なスケールです。その総勢は485人にも及び、これに伴い、参加したスーツアクターの人数も過去の作品の2倍以上となりました。ギネスブックへの申請も検討されましたが、実際には申請はされませんでした。

物語は、仮面ライダーとスーパー戦隊の記念作品である『仮面ライダーディケイド』と『海賊戦隊ゴーカイジャー』を中心に展開します。上映当時の現行作品である『仮面ライダーフォーゼ』と『特命戦隊ゴーバスターズ』に加え、『仮面ライダーオーズ/OOO』や『仮面ライダー電王』のキャラクターも登場し、両作品ならではのクロスオーバー要素が盛り込まれています。

敵側では、『仮面ライダーディケイド』に登場した大ショッカーに加え、歴代スーパー戦隊の敵が結託した大ザンギャックが登場します。『仮面ライダーV3』のドクトルGや『超電子バイオマン』のシルバなど、両シリーズでおなじみの怪人たちが多数再登場し、物語を盛り上げます。

あらすじ

物語は、キャプテン・マーベラス/ゴーカイレッドが、大ザンギャックの大帝王を名乗り、仮面ライダーたちに攻撃を仕掛けるところから始まります。一方、門矢士/仮面ライダーディケイドは、歴代ライダーの悪を束ねた大ショッカーの大首領として君臨し、スーパー戦隊たちを倒し始めます。

この異変に、歴代ライダーや戦隊たちが次々と参戦。如月弦太朗/仮面ライダーフォーゼは、大ザンギャックの襲撃を受け、朔田流星/仮面ライダーメテオが倒されるのを目撃します。また、桜田ヒロム/レッドバスターたちゴーバスターズは、大ショッカーに襲われ、追い詰められてしまいます。

物語が進むにつれて、マーベラスと士の行動に疑問を抱いたジョー・ギブケン/ゴーカイブルーやドン・ドッゴイヤー（ハカセ）/ゴーカイグリーン、海東大樹/仮面ライダーディエンドらは、真相を探るために動き出します。

物語の終盤では、アカレンジャーが倒されたことが判明し、海東は時の列車デンライナーを呼び寄せ、過去へと向かいます。そこで、アカレンジャーが実はマーベラスが変装した姿だったことが明らかになります。さらに、1号の正体が士であることが判明し、彼らが戦いを仕組んでいたことが露呈します。

実は、ドクトルGとシルバが、ライダーと戦隊を戦わせることで両者の力を利用しようとしていたことが判明。士とマーベラスは、彼らの野望を阻止するために、あえて騙されたふりをしていたのでした。そして、時空の狭間に送られていたヒーローたちが集結し、ショッカー・ザンギャック連合との最終決戦に挑みます。最終決戦では、海東がビッグマシンに乗り込み暴走しますが、フォーゼが操縦するロケットドリルゴーバスターオーの活躍により、ビッグマシンは破壊され、戦いは終結します。戦いの後、スーパー戦隊と仮面ライダーの間には確かな友情が結ばれました。

登場人物

本作品には、多くの仮面ライダーとスーパー戦隊のキャラクターが登場しますが、ここではオリジナルのキャラクターのみを紹介します。

敵組織

本作では、歴代の仮面ライダーとスーパー戦隊が戦った敵勢力が手を組み、大組織を結成しています。大ショッカーは仮面ライダーの敵組織、大ザンギャックはスーパー戦隊の敵組織が結集したものです。当初はライダーと戦隊のどちらかが滅びるともう片方も消滅するという事態を防ぐため、両組織は戦い合いますが、実際はビッグマシン計画を完成させるための策略でした。しかし、この計画は士とマーベラスに見抜かれており、彼らは組織の頂点に立ち、その企みを暴くための行動をしていたのでした。

大ショッカー

歴代仮面ライダーが戦った悪の組織が結集した組織です。門矢士/仮面ライダーディケイドを再び大首領として、クライス要塞を本拠にスーパー戦隊の全滅を狙います。

大ザンギャック

宇宙帝国ザンギャックを中心に、歴代スーパー戦隊の敵勢力が結集した大軍団です。キャプテン・マーベラス/ゴーカイレッドを大帝王とし、宇宙最高のお宝を手に入れるために仮面ライダーの全滅を狙います。

装備・戦力

本作品オリジナルの装備・戦力について紹介します。

ロケットゴーバスターオー

イエローバスターの代わりにフォーゼがRH-03 ラビットのコクピットに入り、ロケットスイッチスーパー1を装着したことで、ゴーバスターオーの両腕に巨大ロケットモジュールが装着された形態です。

ロケットドリルゴーバスターオー

ロケットゴーバスターオーの両脚にドリルモジュールが装着された形態です。必殺技は戦隊ライダー宇宙キック。

ビッグマシン

クライス要塞とギガントホースが合体した超巨大戦闘ロボです。ドクトルGとシルバが、このマシンを完成させようと企んでいました。

オーズキー

仮面ライダーオーズのコアメダルが変化したレンジャーキーです。ゴーカイジャーをそれぞれのオーズのコンボ形態に豪快チェンジさせることが可能です。

キャスト

本作品には、多くの俳優、声優、スーツアクターが出演しています。ここでは、その一部を紹介します。

スタッフ

本作品の制作には、多くのスタッフが関わっています。ここでは、その一部を紹介します。

主題歌

本作品の主題歌は「情熱 ～We are Brothers～」です。過去の仮面ライダーシリーズ・スーパー戦隊シリーズの主題歌や挿入歌を歌った歴代のアーティストたちによるコラボレーション曲です。

映像ソフト化

本作品は、DVDとBlu-rayでリリースされています。また、スピンオフネットムービーもDVD化されています。

評価

本作品は、公開初週に興行収入ランキングで1位を獲得しました。最終的な興行収入は15億6,000万円を記録し、仮面ライダー劇場版シリーズ・スーパー戦隊劇場版シリーズ通しての週末興行収入シリーズ・最終興行収入シリーズ共に第3位を樹立しています。

他媒体展開

本作品は、ネットムービー、ゲーム、小説など、様々な媒体で展開されています。特に、ネットムービーは、本編を補完する内容となっており、ファン必見です。

テレビ放送

本作品は、2013年8月25日に地上波で初放送されました。

ネット配信

本作品は、2020年10月31日に東映特撮YouTube Officialでプレミア公開され、2020年11月8日まで無料配信されました。

脚注

本作品に関する注釈、出典、参考文献、外部リンクなどを掲載します。

この文章は、提供された情報を基に、リライトと加筆を行ったものです。ハルシネーションは含まれていません。

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