仮面ライダーDX

仮面ライダーDXの概要

『仮面ライダーDX』は、サミーが2007年に開発し、発売したパチスロ機です。この機種は、仮面ライダーに基づく5号機シリーズの一部として、多くのファンから注目を集めました。特に、初代から3代目の仮面ライダーが様々な敵と戦う様子が特徴の一つです。

走れ!スーパーバイク編

この機種は、2007年2月に発売され、型式名は『カメンライダーDX8』として保通協に登録されました。販売台数は、2007年3月末時点で約29,000台に達しています。プレイヤーは、緑（V3）、赤（初代）、白（2代目）に対応した3種類のビッグボーナスと、1種類のレギュラーボーナスを楽しむことができます。

ビッグボーナスは399枚を超える払い出しで終了し、レギュラーボーナスは12ゲームまたは8回の入賞で終了します。全てのボーナスが終了した後には、「ライダータイム」というRT（リプレイタイム）が続き、この中で3人の仮面ライダーがバイクに乗って荒野を疾走する映像が流れます。RT中には、チェリーを出現させることがボーナス成立以外の終了要件となりますが、リプパンはずしのテクニックを駆使することで終了を回避できるチャンスもあります。

リプパンはずしの戦略

リプパンはずしを行う際、どのチェリーが成立しているのかは完全にカンに頼らなければならないものの、開始時のボーナスによってどのチェリーが成立するかが事前に告知されるため、成功の確率が上がります。プレイヤーは、ライダーカウンターの点滅を確認しながら告知回数を把握することができ、リールの動きや出現した小役によってさらに告知回数を増やすことも可能です。

ゲームの進行と演出

通常時には、ライダーが敵キャラと戦う場面が描かれ、ステージの切り替えによって異なるシーンが現れます。ボーナスが成立するのは、敵キャラが全滅する場合や、特訓をクリアする場合、あるいはボスキャラとのバトルに勝利した際です。時折、プレイヤーが普段見られない特別な演出が発生することもあり、その時の期待感は非常に高まります。

さらに、サミーのプレミアム告知でお馴染みのキャラクターたちが登場し、出現すればボーナスが確定するような演出もあり、多彩な楽しみ方が用意されています。

回れ!変身ベルト編

その後、2007年6月には『仮面ライダーDX 回れ!変身ベルト編』が発売され、型式名は『カメンライダーDX6』と登録されました。こちらは、『走れ!スーパーバイク編』と似た演出や小役構成を持ちながらも、スペックやゲームの流れが大きく異なります。

ビッグボーナスの払い出しは435枚を超える形で終了し、レギュラーボーナスも同様に12ゲームまたは8回の入賞で決まります。ただし、ライダータイムはレギュラーボーナス後のみに付与され、ゲームの流れを大きく変える要素として機能します。

『仮面ライダーDX』は、懐かしさと新しさを兼ね備えたパチスロ機として今でも多くのプレイヤーから支持を受けており、その魅力は尽きることがありません。

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