任天堂企画制作本部

任天堂企画制作本部の概要

任天堂企画制作本部（Nintendo Entertainment Planning & Development、略称EPD）は、任天堂におけるゲームソフト開発の最大の部門であり、幅広いプラットフォーム向けのソフトウェアを手掛けています。この部門は、もともと別々の組織であった情報開発本部（EAD）と企画開発本部（SPD）が統合されたことにより、2015年9月に設立されました。

設立の背景

2015年9月16日、任天堂の新社長、君島達己による包括的な企業改革の一環として、EADとSPDが統合されました。この再編成に伴い、新たに設立された企画制作本部は、両部門の特性や専門性を引き継ぐ形でスタートしました。これにより、任天堂のゲーム開発における一貫した戦略を確立し、より効率的な開発体制を整えることが目的とされました。

役割と機能

企画制作本部の主な役割は、任天堂が展開する娯楽コンテンツの企画、制作、管理を行うことです。具体的には、任天堂向けの新作ゲームだけでなく、スマートデバイス向けのアプリ開発や、同社が持つ多くの知的財産のライセンス管理等も行います。これにより、 العالميةの市場においても任天堂のブランド価値を高める施策が進められています。

また、本部長には高橋伸也氏が就任し、副本部長には江口勝也氏と小泉歓晃氏が名を連ねています。これらのリーダーシップのもと、部全体の戦略とビジョンが示され、開発における高いクオリティを維持しつつ、新たな挑戦に取り組んでいます。

組織構成

2023年現在、企画制作本部には、ゲーム制作を担当する第10プロダクショングループをはじめとして、スマートデバイスプロダクショングループ、協働開発プロダクショングループ、サウンド統括グループなど、複数のプロダクショングループが存在しています。各グループが役割分担をしながらシナジーを生み出し、任天堂の魅力的なコンテンツを届けることに貢献しています。

このように、任天堂企画制作本部は単なるゲーム開発の枠を超え、グローバルに展開される任天堂ブランドの核となる部門として、その機能を果たしています。

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