企画予算処

企画予算処（きかくよさんしょ）

企画予算処は、1999年5月から2008年2月まで存在した大韓民国の国家行政機関です。財政政策と国家財政運用計画の企画、予算編成、基金運用計画案の協議調整、予算と基金の執行及び成果の管理、財政革新と公共革新に関する事務を担当しました。

沿革

企画予算処は、その短い期間にいくつかの重要な変遷を経験しました。

1948年11月4日 - 大韓民国政府の樹立と同時に、総理室所属の企画処が発足しました。
1955年2月17日 - 予算業務は財務部へ、企画業務は復興部及び建設部へそれぞれ移管されました。
1961年7月22日 - 財務部の予算局4局と建設部の総合企画局5局を移管し、経済企画院が発足しました。
1994年12月23日 - 経済企画院と財務部が統合され、財政経済院が発足しました。
1998年2月28日 - 企画予算委員会と予算庁が分離独立しました。
1999年5月24日 - 企画予算委員会と予算庁が統合され、企画予算処が発足しました。
2008年2月29日 - 財政経済部と企画予算処が統合し、企画財政部が発足。両極化民生対策に関する事務は保健福祉家族部へ移管されました。

役割

企画予算処は、大韓民国の財政政策と国家財政の運用において、中心的な役割を果たしました。その主な役割は以下の通りです。

財政政策と国家財政運用計画の企画
予算の編成及び基金運用計画案の協議調整
予算と基金の執行及び成果の管理
財政革新と公共革新に関する事務

組織

企画予算処の組織は、長官を筆頭に、次官、そしてその下に様々なチームや担当者が配置されていました。主な幹部は以下の通りです。

長官
政策企画チーム長
長官政策補佐官
代弁人（広報管理官兼任）
次官

これらの幹部を中心に、企画予算処は効率的な財政運営を目指していました。

関連項目

* 大韓民国の政治

企画予算処は短期間の存在でしたが、大韓民国の財政政策において重要な足跡を残しました。その役割は、現在の企画財政部に引き継がれています。

もう一度検索