伊佐勉

伊佐勉：沖縄バスケットボール界を牽引する名将

伊佐勉（いさ つとむ、1969年11月2日 - ）は、沖縄県宜野湾市出身のプロバスケットボール指導者です。選手としてのキャリアを経て、指導者として数々のチームを成功に導いてきました。

輝かしい指導者キャリア

2007年、伊佐はbjリーグ（当時）の琉球ゴールデンキングスのアシスタントコーチに就任し、指導者としての第一歩を踏み出します。2013-14シーズンにはヘッドコーチに昇格し、その手腕を発揮。見事チームをリーグ優勝に導きました。さらに、2015-16シーズンにも再びリーグ優勝を果たし、琉球ゴールデンキングスの黄金時代を築き上げました。

2016-17シーズン終了後、伊佐は琉球ゴールデンキングスを退任し、サンロッカーズ渋谷のアシスタントコーチに就任。2018-19シーズン途中には、ヘッドコーチに昇格し、チームを率いました。2022-23シーズン途中でサンロッカーズ渋谷を退任。

2023-24シーズンからは、新たにB2リーグに参入する福井ブローウィンズの初代ヘッドコーチに就任し、新たな挑戦を始めています。

選手としての実績

伊佐は指導者としてだけでなく、選手としても輝かしい実績を残しています。

興南高校時代には、1年生ながら選抜大会準優勝に貢献し、ベスト5に選出されました。翌年には地元開催の国体で優勝を経験。専修大学進学後も、新人戦でアシスト王を獲得するなど、その才能を発揮しました。4年時には主将を務め、チームを牽引しました。

大学卒業後は地元に戻り、大米クラブ（現・レキオスBasket）に入団。選手兼任監督としてプレーし、2001年には全日本クラブ選手権で優勝を果たしました。また、2004年まで国体沖縄県代表に選ばれ続け、1998年のかながわ・ゆめ国体では準優勝に貢献しました。

2005年には国体同代表アシスタントコーチ、翌2006年にはヘッドコーチを務め、指導者としての道を歩み始めます。同年には母校・興南のアシスタントコーチも務めました。

2007年に現役を引退し、琉球ゴールデンキングスのアシスタントコーチに就任。

指導者としての転機

2013年オフ、伊佐は琉球ゴールデンキングスのヘッドコーチに昇格します。2013-14シーズンはレギュラーシーズンで歴代最高の43勝をあげて最優秀コーチ賞を受賞。プレイオフも勝ち抜き、就任1シーズン目でのリーグ制覇を達成しました。bjリーグ最後となった2015-16シーズンもリーグ制覇を達成。B.LEAGUE発足後も引き続き琉球の指揮を執った後、2017年オフに退任。

2017-18シーズンからは、旧NBLの実業団を母体とするサンロッカーズ渋谷のアシスタントコーチに就任。2018-19シーズン途中に勝久ジェフリーヘッドコーチが解任されたことを受け、後任のヘッドコーチに就任しました。

伊佐勉は、選手、指導者として沖縄バスケットボール界に多大な貢献をしてきた人物です。福井ブローウィンズでの今後の活躍にも期待が高まります。

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