伊東市消防本部

伊東市消防本部の概要

静岡県伊東市にあった伊東市消防本部は、地域の総合的な消防サービスを提供する部局として、1950年に設立されました。管轄区域は伊東市全体に及び、その面積は124.13平方キロメートルです。設立当初から市民の安全を守るため、様々な設備と機能を備えていました。

沿革

設立と初期の展開

伊東市消防本部は1950年4月13日に伊東市消防署と共に設立されました。その後、1952年には湯川分遣所を開設し、1956年には消防無線局を設置するなど、消防活動の効率化が進められました。

分遣所の増設

1958年には、玖須美分遣所と宇佐美分遣所を続けて開設し、1969年にはさらに八幡野分遣所を追加しました。しかし、同年9月には湯川分遣所と玖須美分遣所を廃止し、新庁舎への統合で静海分遣所を設置しました。

変革の時代

1970年の5月には静海分遣所が廃止され、新たに幸町出張所が開設されました。このように消防機関の改革が行われる中、1980年には吉田分遣所が設立され、幸町出張所は分遣所に改称されました。

1992年には八幡野分遣所の名称が対島支署に変更され、2000年には本署と広野分遣所が統合されました。

最終的な統合

伊東市消防本部は2016年4月に消防広域化が行われ、駿東伊豆消防本部へと統合されました。長い歴史の中で、地域の消防体制が変化していく中で伊東市消防本部もその一翼を担ってきたのです。

主要な設備と人員

2014年4月時点で、伊東市消防本部は以下のような機器を保有していました。

• - 普通消防ポンプ自動車: 17台
• - 水槽付ポンプ自動車: 5台
• - 水槽車: 1台
• - はしご車: 1台
• - 救急自動車: 4台
• - 救助工作車: 2台
• - 指揮車: 1台
• - 広報車: 2台
• - 積載車: 1台
• - 予備救急車: 1台
• - 査察車: 1台
• - 水防車: 1台
• - 資機材搬送車: 2台
• - 予備ポンプ自動車: 1台
• - 軽消防車: 2台
• - 小型動力ポンプ: 26台

また、職員は110人が配置されており、消防総務課、企画指令課、予防課といった部門が設けられていました。さらに、消防署も1カ所、支署が1カ所、分遣所が2カ所ありました。

まとめ

伊東市消防本部は、長い歴史を持つ消防機関として地域の安全を守るために努めてきましたが、消防広域化により駿東伊豆消防本部へ統合され、新たな体制で地域の防災・消防活動が継続されることとなりました。地域の安全を確保するための努力は今後も続いていくことが期待されます。

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