伊藤良太 (バスケットボール)

伊藤良太 - 日本のプロバスケットボール選手

伊藤良太（いとう りょうた）は1992年7月23日生まれの日本のプロバスケットボール選手で、現在はB.LEAGUEの愛媛オレンジバイキングスで活動している。ポジションはポイントガードで、特にシュートやディフェンスにおける高い技術が特徴である。

プロ入りまでの経歴

伊藤は神奈川県の出身であり、スポーツを始めたのは小学4年生のときに長津田第二ミニバスケットボールクラブに加入したことからであった。小学6年生のときにはチームの主将として県大会に出場した経験も持つ。中学生時代には大和市立つきみ野中学校から大和市立渋谷中学校に転校し、神奈川県代表として都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会に選ばれた。また、総体において71得点を記録するなど、その才能を開花させていった。

その後、洛南高等学校に進学し、ここでもバスケットボール部に加入。洛南高校の強豪チームの一員として、数々の大会で好成績を収める。特に、1年次からチームメンバーとして活動し、3年次には主力選手として非常に多くの得点を挙げた。

その後、慶應義塾大学に進み、バスケットボール部に入部。大学ではリーグ戦で活躍し、チームを1部に復帰させるなどの貢献を遂げた。特に、大学三年時には得点王とスティール王のタイトルも獲得し、4年間にわたり全試合に出場した経験は、彼のプロ選手としての基礎を築いただろう。

プロ選手としてのキャリアの始まり

2015年に大学を卒業すると、当初は東京海上日動火災保険で社会人としての一般業務と並行してプロバスケットボール選手としての生活を始める。東京海上日動ビッグブルーに所属し、NBDLという下部リーグで活躍。ここでの活躍を背景に、2017年には一度目の引退を決意するが、その後岐阜スゥープスでの再起を果たした。

再起と成長

岐阜スゥープスに参加した伊藤は、アマチュア契約ながらも再びバスケットボールを楽しむことができる日々を送り、数々の記録を残した。B3.LEAGUEのベスト5や「MYチームMVP」に選ばれるなど、存在感を放った。さらに、スポーツを通じて社会に貢献するという志を持ち、新たな明確な目標を持つようになった。

岩手ビッグブルズとキャリアの変遷

その後、岩手ビッグブルズに移籍し、主将としても活躍することとなる。新型コロナウイルスの影響で試合数が限られる中でも、チーム成績や自身のパフォーマンスをどれだけ向上させるかに注力した。これを経験に、再度の引退を決意し、社会人としてのキャリアに転身する。

しながわシティバスケットボールクラブとその後

2023年からしながわシティバスケットボールクラブでの現役復帰が決まり、再び主将としてチームを牽引する。特に自身のパフォーマンス向上に努め、B3リーグにおいても多くの個人記録を打ち立てる。また、愛媛オレンジバイキングスへの移籍が発表され、新たな挑戦を迎える。

まとめ

伊藤良太選手のキャリアは、早くからの成長過程と困難を乗り越えていく姿が詰まったものである。常に向上心を持ち続け、社会貢献への思いも強い彼は、今後の活躍にも大いに期待が寄せられている。

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