伊藤雅雪

伊藤 雅雪（いとう まさゆき）について

伊藤雅雪（いとうまさゆき）、1991年1月19日生まれの元プロボクサーは、日本ボクシング界で数々の偉業を成し遂げてきました。彼の本名は伊藤雅之で、東京都江東区出身。プロボクサーとしてのキャリアを終えた現在は、トレジャーボクシングプロモーションのCEOとして活躍しています。

幼少期とスポーツ活動

伊藤は幼少の頃からスポーツに親しむ環境に育ち、高校まではバスケットボール部で活動していました。駒澤大学高等学校では、その卓越した技能を活かし、バスケットボール推薦での進学を果たしました。しかし、高校3年時のインターハイ予選での敗北を機に、バスケットボールから引退し、新たな道を模索します。

ボクシングに触れたのは中学時代からの憧れであるK-1ファイター、魔裟斗の影響でした。伊藤は両親の反対を押し切り、月謝を自ら負担してボクシングジムに入門。最初はプロライセンスを取得することだけが目的でしたが、次第に本格的な戦いの舞台へと進んでいきました。

プロデビューと初期のキャリア

伊藤は2009年5月26日にプロデビューし、わずか2戦目の前に交通事故に巻き込まれたものの、運良く一命を取り留めます。その後も厳しい状況の中で彼は熱意を持ってボクシングに取り組み、2011年には東日本新人王トーナメントに出場し、準決勝で引き分けた後、2012年には見事優勝を果たしました。

その年の12月には全日本新人王も獲得し、若手の中でその実力を一層強固なものにしていきます。

タイトル獲得と躍進

2013年に入ると、WBC世界ライト級ユース王座を獲得。以降、OPBF東洋太平洋スーパー[[フェザー級]]王者、WBOアジア太平洋スーパー[[フェザー級]]王者と、数多くのタイトルを獲得しました。特に2018年7月にはWBO世界スーパー[[フェザー級]]王座を獲得し、自身のキャリアのクライマックスを迎えます。

引退とその後の活動

2022年に引退を発表した伊藤は、ボクシング界から一線を退くと同時にトレジャーボクシングプロモーションを設立。そこでは代表として、またボクシング解説者としても活動を行っています。各地の興行を精力的に展開しながら、自らの経験を次世代のボクサーたちに伝えていく情熱を持ち続けています。

戦績など

伊藤雅雪は、プロボクシングにおいて32戦を戦い、27勝（15KO）4敗1分という戦績を残しました。これまで獲得したタイトルには、いくつかの地区タイトルや世界タイトルが含まれ、彼のボクシング人生は多くのファンに深い印象を与えています。

現在もボクシングの魅力を広めるべく活動している彼は、今後のボクシング界にとって、貴重な存在となることでしょう。

もう一度検索