伊豆箱根鉄道大場工場

伊豆箱根鉄道大場工場

伊豆箱根鉄道大場工場は、静岡県三島市大場に位置する、伊豆箱根鉄道の車両工場および車両基地です。伊豆箱根鉄道本社社屋の北側に隣接しており、駿豆線の大場駅から車両の出入りが行われます。

概要

大場工場は、伊豆箱根鉄道の車両工場と車両基地としての機能に加え、伊豆箱根バスの整備工場や三島営業所も併設する複合施設です。毎年秋に開催される「いずはこねふれあいフェスタ」のメイン会場としても知られ、多くの鉄道ファンや家族連れで賑わいます。

車両工場（電車工場）

大場工場の中核をなす車両工場は、「電車工場」とも呼ばれ、駿豆線と大雄山線を走る全車両の検査および改造を担当しています。工場内には、リフティングジャッキ、台車用オートリフター、小型のマルチプルタイタンパーなど、様々な специализированное оборудованиеが設置されています。

工場内には2箇所の踏切があり、1箇所は工場内に位置し遮断機がありません。もう1箇所は出入口にあり「大場工場踏切」と呼ばれ、朝と夜の時間帯以外はほとんど稼働しません。大場工場踏切の手前にある側線には、レール運搬用のチキ（貨車）が留置されていることがあります。

車両基地

車両基地では、主に駿豆線で使用される車両が停泊しています。構内には多数の留置線のほか、洗車機も設置されており、車両のメンテナンスが行われています。

配置車両（2013年7月7日現在）

7000系：2編成
3000系：6編成
1300系：2編成
ED31形電気機関車：2両（ED32、ED33）
その他：ホキ800形貨車（ホッパ車）などの貨車数両

いずはこねふれあいフェスタ

「いずはこねふれあいフェスタ」は、伊豆箱根鉄道が鉄道の日（10月14日）を記念して1995年から毎年開催しているイベントです。大場工場を一般公開し、電車教室をはじめとする鉄道関連の様々なイベントが行われます。参加費は基本的に無料ですが、一部有料のイベントもあります。

2002年からは、鉄道だけでなく、バス、タクシー、観光・旅行など、伊豆箱根鉄道グループ全体をPRするイベントとして開催されています。2003年には、バス事業100周年を記念したイベントも開催されました。

2004年は台風の影響で中止となりましたが、2005年以降は台風シーズンを避けるため、11月23日に開催されるようになりました。

過去のイベント内容

ミニ電車乗車体験
運転席乗車撮影会（電車・バス）
洗車体験（電車・バス）
鉄道模型展示
抽選会
部品販売（電車・バス）
部品展示
踏切操作体験
旧塗装復活記念ツアー（バス）

位置情報

北緯35度05分40.61秒 東経138度56分15.79秒
国土地理院2万5千分の1地形図
静岡県三島市大場300 - Googleマップ

関連項目

日本の車両基地一覧

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