但馬国の式内社一覧

但馬国の式内社一覧

概要

但馬国の式内社一覧は、平安時代に編纂された『延喜式』に収録されている「神名帳」に記載された神社、いわゆる「式内社」と、その論社をまとめたものです。具体的には、『延喜式』の巻九と巻十に収録されている「神名帳上下」に記載された神社が対象となっています。この一覧は、但馬国に分類される神社を網羅的に把握するための基礎資料となります。

また、この一覧では『延喜式』神名帳が編纂された当時（平安時代中期）には存在していたものの、神名帳には記載されなかった「式外社」についても付記しています。これにより、但馬国の神社に関するより詳細な情報を得ることができます。

式内社について

『延喜式』神名帳には、但馬国に所在する神社として、大社18座（10社）と小社113座（106社）の合計131座（116社）が記載されています。大社はすべて名神大社であり、特に重要な神社として扱われていました。

大社：10社18座（すべて名神大社）
小社：106社113座



これらの式内社は、当時の朝廷から特別な祭祀を受けていた神社であり、神社の歴史や信仰を理解する上で非常に重要な存在です。

式外社について

式外社とは、『延喜式』神名帳の編纂当時には存在していたものの、何らかの理由で神名帳に記載されなかった神社のことを指します。式外社の存在は、当時の神社制度や社会状況を考察する上で、重要な手がかりとなります。但馬国の式外社については、神名帳に記載されている神社と併せて検討することで、より詳細な但馬の神社史を把握することができます。

参考文献

皇典講究所・全国神職会校訂『延喜式 上巻』（大岡山書店、昭和4年） - 国立国会図書館デジタルコレクション
『延喜式 第2』（日本古典全集刊行会、昭和4年） - 国立国会図書館デジタルコレクション

外部リンク

* 但馬国 式内社131座 - 國學院大學21世紀COEプログラム「神道・神社史料集成」


この一覧を参照することで、但馬国の神社の歴史や信仰について、より深く理解することができます。

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