住吉宮町

住吉宮町（すみよしみやまち）

住吉宮町は、兵庫県神戸市東灘区にある町名の一つです。この地域は、かつて住吉村として栄えたエリアの一部であり、今もその歴史を色濃く残しています。北は東海道本線、南は阪神本線、東は住吉幹線に囲まれたこの町は、また美しい自然にも恵まれています。郵便番号は658-0053です。

地理

住吉宮町は周辺の町とも接しています。具体的には、東側には住吉東町、南東には魚崎西町、南には住吉南町、西側には御影中町、そして北側には住吉本町が位置しています。これは地域の交通網や便利さにも寄与しており、生活の利便性が高いエリアです。

地価

住吉宮町の地価については、2014年の公示地価によると、住吉宮町3-8-19の地点で㎡当たり25万9000円という評価がされています。これは地域の需要とともに、住環境の良さを示しています。

歴史

この町の歴史は昭和44年、すなわち1969年6月1日に住居表示が実施されたことで始まります。この際に町は一丁目から七丁目に分かれ、各丁目にはそれぞれの由来があります。

一丁目は求女（住之江区の一部）、二丁目は泉（住之江区北部）、三丁目は吉田（吉田区南部）、四丁目は宮東、五丁目は唐松（呉田区の一部）、六丁目は茶屋、七丁目は宮西と名付けられました。

特に1977年には、下水道工事中に発生したガス爆発事件が記憶に新しいです。この事件では、民家が大破し、通行人にも被害が及ぶなど、大きなニュースとなりました。

地名の由来

住吉宮町の「宮」は、本住吉神社を指しており、神功皇后がこの地で住吉三神を祀ったとの言い伝えから名づけられたと言われています。特に住吉三神は、関西地域では漁業や航海の守り神として信仰されています。

また、この地域には古墳があり、その名残からも歴史的な背景が伺えます。吉田地区には南朝の内大臣に繋がる地名の由来があり、時代を超えた文化の交差点として重要な地点となっています。

人口統計

2005年の国勢調査をもとにすると、住吉宮町の世帯数は3,510、人口は7,222人で、そのうち男性が3,423人、女性が3,799人です。これは地域の発展と居住状況の証拠でもあります。

施設

地域には様々な施設や公園が存在し、住民の日常生活を支えています。例えば、求女塚東公園（東求女塚古墳跡）があり、地域の自然環境を楽しむことができる場所となっています。その他にも、幼稚園や公園、住吉駅に近い位置にある本住吉神社などがあり、地域コミュニティの中心として機能しています。

住吉宮町は豊かな歴史と文化、そして地域住民がつながりを持つ温かい雰囲気が漂う町です。

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