佐々木康之

佐々木康之

佐々木康之（ささき やすゆき、1935年 - ）は、日本の著名な畜産学者・農学者です。畜産学を専門とし、農学博士（東北大学）の学位を持ちます。長年にわたり、東北大学で教鞭を執り、名誉教授の称号を得ています。また、帯広畜産大学の学長、三島学園女子短期大学の学長も歴任しました。

経歴

佐々木康之は宮城県仙台市で生まれました。1957年（昭和32年）に東北大学農学部を卒業後、1963年（昭和38年）には同大学院農学研究科博士課程を修了しました。その後、農林水産省東北農業試験場研究員として研究活動に従事しました。

1968年（昭和43年）に東北大学農学部の助手となり、1982年（昭和57年）には同農学部の助教授に昇進しました。その後、教授に就任し、1994年（平成6年）には農学部長を務めました。1998年（平成10年）に東北大学を停年退官し、名誉教授となりました。退官後、三島学園女子短期大学の学長に就任しました。2000年（平成12年）には帯広畜産大学の10代学長に就任しましたが、病気を理由に2001年（平成13年）12月31日に退任しました。2003年～2005年には石巻専修大学理工学部で非常勤講師を務めました。

学位

1963年、東北大学より農学博士の学位を取得しました。博士論文の題は「反芻動物の唾液及び唾液分泌に関する研究」です。この研究は、反芻動物の消化生理に関する重要な貢献として評価されています。

受賞歴

1971年（昭和46年）に日本畜産学会賞を受賞しました。これは、畜産学における優れた研究業績を称えるものです。

著書

小原嘉昭編『反芻動物の栄養生理学』（分担執筆, 農山漁村文化協会, 1998年）

佐々木康之は、畜産学、特に反芻動物の栄養生理学に関する研究において、多大な貢献をしました。その研究成果は、日本の畜産学の発展に大きく寄与しています。

外部リンク

正式に辞意表明 佐々木学長 (十勝毎日新聞)

もう一度検索