佐々木重樹

佐々木 重樹（ささき しげき）

佐々木 重樹氏は、1968年10月23日に宮城県仙台市で生まれた日本の元プロ野球選手です。ポジションは投手でした。現役引退後は、野球の指導者として活動しており、現在は東北楽天ゴールデンイーグルスのジュニアコーチを務めています。

プロ入り前

地元宮城県の泉館山高校に進学し、硬式野球部で投打にわたる活躍を見せました。特に2年生の秋には、チームの主力投手として東北大会でベスト4進出に貢献するなど、その才能を早くから開花させていました。この高校時代の活躍が、プロ野球スカウトの注目を集めるきっかけとなります。

ヤクルトスワローズ時代

高校卒業を控えた1986年のプロ野球ドラフト会議において、佐々木氏はヤクルトスワローズから5位での指名を受け、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。プロの世界に入った当初、背番号は64を着用しました。若手投手として将来を嘱望され、一軍登板を目指してファームでのトレーニングに励む日々を送りました。

プロ在籍中には、海外への野球留学も経験しています。具体的には、1990年にMLB傘下の1A球団であるサリナス・スパーズに派遣され、異文化の中で技術向上を目指しました。この海外での経験は、彼の野球観や技術に新たな視点をもたらしたと考えられます。野球留学から帰国後、ヤクルト時代後期の背番号は54に変更されています。

福岡ダイエーホークス時代

1993年には、パシフィック・リーグの福岡ダイエーホークスへと活躍の場を移しました。ダイエー球団での背番号は50となりました。新天地でも一軍のマウンドを目指して奮闘しましたが、プロの世界は非常に競争が激しく、残念ながら、プロの一軍公式戦での登板機会は得られませんでした。

現役引退とその後

1997年シーズン限りで、惜しまれつつも現役生活にピリオドを打ちました。プロ野球選手としては一軍登板を果たせませんでしたが、その経験は決して無駄ではなく、引退後の人生に活かされています。

プロ野球界を離れた後は、指導者として野球への貢献を続けています。現在は、地元宮城県を本拠地とする東北楽天ゴールデンイーグルスのジュニアコーチとして、次世代を担う子供たちの育成に尽力しています。自身のプロ野球での経験や知識を、これからプロを目指す若い選手たちに伝え、技術指導はもちろんのこと、野球に取り組む姿勢や心構えなども教えています。楽天イーグルスベースボールスクールのコーチとしても紹介されており、地域における野球振興にも貢献しています。

背番号

現役時代に着用した背番号は以下の通りです。

64（1987年 - 1990年）：ヤクルトスワローズ
54（1991年 - 1992年）：ヤクルトスワローズ
50（1993年 - 1997年）：福岡ダイエーホークス

関連項目

宮城県出身の人物一覧
東京ヤクルトスワローズの選手一覧
福岡ソフトバンクホークスの選手一覧

参考文献

* 楽天イーグルス ベースボールスクール コーチ紹介

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