佐世保市立黒島小中学校

佐世保市立黒島小中学校の概要

佐世保市立黒島小中学校（させぼしりつ くろしましょうちゅうがっこう）は、長崎県佐世保市黒島町にある公立の義務教育学校です。通称「黒島はまゆう学園」として親しまれており、元々は小中併設校でしたが、2018年に義務教育学校へと移行しました。この歴史的な学校は、長崎県において初の義務教育学校として位置づけられています。

歴史的背景

この学校の起源は、1875年に創立した小学校にさかのぼります。名を「簡易南部黒島小学校」とし、その後1886年には「尋常黒島小学校」と改名されました。1947年には学制改革の影響を受け、「黒島村立黒島小学校」に改称され、1954年に佐世保市に編入された際に現在の名称になりました。

中学校は1947年に新制中学校として発足し、徐々に小学校との併設が進みました。そして2018年には、両校が統合されてひとつの義務教育学校として新たにスタートを切りました。

校区と校訓

校区は、「黒島町」という地域にあたります。この地域は美しい自然に囲まれ、学びやすい環境が整っています。校訓は「明るく、清く、たくましく」と定められており、児童・生徒にとっての生き方の指針となっています。

校章と校歌

新たに制定された校章には、羽ばたく鳥と海の波を象徴化したデザインが特徴的です。また、中央には「黒島」の文字が縦書きされており、地域性を強調しています。旧校章は海の波を形取って「黒島」の文字が配置されたものでした。

校歌については、小学校の歌詞は近藤竹市の作詞、菊地正義の作曲によるもので、各番に学校名が歌われているのが特徴です。中学校の校歌は、堀江一郎作詞、池田市郎作曲で、学校の伝統と絆を歌い上げています。

アクセスと周辺環境

交通アクセスについては、黒島町に位置し、周辺には黒島保育園や相浦警察署の黒島警察官連絡所など、地域の生活圏を支える施設が揃っています。カトリック黒島教会および関連資料館もあり、地域文化の一端を担っています。

未来に向けて

義務教育学校として新たにスタートした佐世保市立黒島小中学校は、地域に密着した教育を行い、生徒たちの自立した成長を支援しています。教育課程においては、義務教育前期課程として小学校6年、中学校3年という形で組織されています。これからも、地域社会と連携しながら、未来を担う人材の育成に力を注いでいく所存です。

新たな校舎や教育環境の充実を通じて、黒島の子どもたちが明るく、清く、たくましく成長できる場所であり続けることが期待されます。

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