佐治瑠璃

佐治瑠璃（さじ るり）

佐治瑠璃（さじ るり、1994年1月30日 - ）は、新潟県上越市出身の神職であり、ミス・グランド・ジャパン2020の受賞者として知られています。幼少期から多様な経験を積み、国内外で学びを深めながら、日本の伝統文化と社会貢献への意識を高めてきました。

経歴

1994年1月30日、佐治瑠璃は新潟県上越市に生まれました。幼少期は、母親の実家である神社と父親の実家で過ごし、週ごとに異なる環境で育ちました。このユニークな環境が、彼女の多角的な視点を養う基盤となりました。

多様な習い事と経験

佐治は、バレエ、水泳、スキー、生け花、ゴルフ、テニス、社交ダンス、ピアノなど、多岐にわたる習い事に励みました。また、父親の趣味であるセーリングにも月に2回参加し、海に親しむ機会も持っていました。これらの経験が、彼女の豊かな感性と多才さを育みました。

学業

2009年4月、新潟県立高田高等学校に入学。2012年4月には、日本大学法学部経営法学科に進学しました。大学在学中には、法学部のキャンパスクイーンを選ぶ「ミスフェニックスコンテスト2012」に出場。また、ケンブリッジ大学への留学も経験し、アートを学びました。2015年には、ミス・ユニバース・ジャパン2016東京大会で「d-diet賞」を受賞。さらに、2016年には新潟県十日町市のミスコン「十日町きもの女王コンテスト2016」で優勝を果たしました。

大学卒業後、デンマークのオーフス大学でビジネスを学び、社会的視野を広げ、社会貢献について深く考えるようになりました。その後、國學院大學大学院文学研究科神道学・宗教学専攻に進学し、日本の伝統文化を深く学びました。2021年3月31日に同大学院を修了。

神職としての活動

大学院修了後、佐治は上越市の圓田神社と柏崎市の胞姫神社にて権禰宜の職に就き、神職としての道を歩み始めました。

ミス・グランド・ジャパン2020

2020年9月、佐治はミス・グランド・ジャパン2020に選ばれました。新型コロナウイルスの影響でマスク着用が義務付けられるという異例の大会でしたが、彼女はフィリピンのデザイナーが特別に制作したマスクとドレスを着用し、その美しさを際立たせました。

世界大会は延期され、2021年3月にバンコクで開催されました。ミス・グランド・インターナショナル2020決勝では、62人の出場者の中から総合Top20に残り、「コスチューム部門」で優勝を果たしました。この経験を通じて、彼女は「自分の視野を広げることは神職にとても大切」であると語り、世界大会での経験を神職としての活動に活かしたいという意欲を示しました。

佐治瑠璃は、神職としての伝統的な役割を担いつつ、ミスコンでの経験を通じて得た国際的な視野と社会貢献への意識を活かし、多岐にわたる分野での活躍が期待されています。

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