佐渡一毅

佐渡 一毅（さど かずき）は、1985年2月20日に京都府京都市で生まれた日本の馬術選手です。京都市立紫野高等学校、京都産業大学を経て、馬術の道を究めてきました。

経歴

2007年、日本中央競馬会（JRA）に入会し、プロフェッショナルとしてのキャリアを本格的にスタートさせました。JRAでは、北原広之氏など、日本を代表する指導者たちの下で研鑽を積み、技術を磨きました。

国内競技では、スイングユタカとのコンビで内国産馬場馬術選手権を制覇し、タイトルを獲得するなど、早くからその才能を発揮しました。その後もカバレロやホワイミーといったパートナー馬と共に、国内最高峰のグランプリ競技にも積極的に挑戦し、実績を積み重ねていきました。

国際大会での活躍

佐渡選手は、数多くの国際大会で日本代表として活躍しています。特にアジア競技大会では目覚ましい成績を残しました。

2014年 仁川アジア競技大会（韓国）
この大会で佐渡選手はウィネトゥと共に日本代表として出場。馬場馬術団体戦において、チームを銀メダル獲得に導く重要な役割を果たしました。個人種目でも健闘し、5位入賞を果たしました。

2018年 ジャカルタ・パレンバンアジア競技大会（インドネシア）
続くアジア競技大会では、パートナー馬ジュースと共に再び日本代表に選出されました。この大会では、団体戦で金メダルという輝かしい成績を収め、日本馬術界の歴史に名を刻みました。個人種目でも11位に入りました。

世界最高峰の舞台である世界馬術選手権にも出場しています。

2018年 トライオン世界馬術選手権（アメリカ合衆国）
バローロJRAと共に個人63位、団体14位という成績でした。

2022年 ヘアニング世界馬術選手権（デンマーク）
再びバローロJRAとのコンビで出場。個人69位、団体15位という結果でした。

そして、アスリートにとって最大の目標であるオリンピックにも出場を果たしました。

* 2021年 東京オリンピック（日本）
地元開催となった東京オリンピックでは、ルードウィッヒをパートナーに個人種目で56位、団体種目で14位となりました。

佐渡一毅選手は、国内外の主要な大会で常に高みを目指し、日本馬術界を牽引する存在として、その経験と技術をもって後進の指導にもあたることが期待される選手です。

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