佐藤祥万

佐藤 祥万 (さとう しょうま) のプロフィール

佐藤祥万は、1989年8月18日に栃木県日光市で生まれた元プロ野球選手で、左投左打の投手です。彼の野球人生は小学校3年生から始まり、少年野球チーム「所野ブラックパンサーズ」での活動がそのスタート地点となりました。最初は外野手としてプレーしていましたが、ピッチャーを希望する気持ちを監督に伝え、そこから投手としてのキャリアが始まりました。

プロ入り前の経歴

日光東中学校では軟式野球部に所属し、4番打者兼投手として栃木県大会での活躍を果たしました。進学先の文星芸大附属高校では、1年生の夏季県大会からベンチ入りし、2年次の大会での完全試合達成が大きな話題となりました。以後、高校野球界での注目選手として名を馳せ、全日本高校選抜の一員に選出されるまでに成長しました。

2007年には、横浜ベイスターズから高校生ドラフトで4巡目指名を受け、プロ入りを果たしました。

横浜・DeNA時代

プロ入りしてからは、2008年に小林太志と共に一軍登録され、プロ初登板を果たしました。以降、彼はセ・リーグ記録タイとなる1試合与死球4を記録するなど、投手としての挑戦を続けました。2010年には中継ぎ投手として8試合に登板し、シーズンオフには台湾で開催された第17回IBAFインターコンチネンタルカップに日本代表として出場しました。

2012年には女優の吉村紗耶香との入籍を報告し、契約更改を行いましたが、翌年の契約更新には至りませんでした。

日本ハムへ移籍

2013年には北海道日本ハムファイターズにトレード移籍しましたが、そこでの活動は奮わず、一軍登板がないまま契約が結ばれず、トライアウトに参加することになりました。トライアウトでは目立った成果を収め、広島東洋カープへの入団が発表されました。

広島時代

広島では一軍登板がなかった2015年を経て、2016年には数年ぶりに登板を果たしましたが、苦戦が続きました。2018年には7試合に登板しながら、防御率8.59に終わり、10月に戦力外通告を受けることになりました。その後、現役引退を決断しました。

現役引退後と選手としての特徴

引退後は妻の実家が経営する銘木製造業で働くことが決まっています。選手としての彼は、打者の狙いを外す巧妙さを持ちながらも、度重なるフォーム改造による悩みもあったとされています。また、左投げの選手ですが、筆記具は右手で使用する一面も持っています。

佐藤祥万のプロ野球選手としてのキャリアは、周囲の期待に応えることができた一方で、常に高いレベルでの挑戦が続いたものでした。

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