佐賀県医師会

一般社団法人佐賀県医師会

組織の概要

一般社団法人佐賀県医師会（いがけんいしかい、英語表記: Saga Medical Association）は、佐賀県内で医療に従事する医師を会員として組織された専門職能団体です。県内の医師が一体となり、佐賀県の地域医療体制の維持・発展、そして県民の健康と福祉の向上に寄与することを目的としています。

本会は、医療を取り巻く環境が変化する中で、質の高い医療が県民に提供され続けるよう、多岐にわたる活動を行っています。会員である医師の学術研鑽や倫理の向上を支援するとともに、県民向けの健康教育や啓発活動、更には行政機関と連携した公衆衛生活動など、社会全体に貢献するための事業を展開しています。

医師会の役割と機能

医師会は、地域医療において極めて重要な役割を担っています。佐賀県医師会も例外ではなく、以下のような機能を通じて、その使命を果たしています。

地域医療連携の推進: 病院と診療所、あるいは診療所同士の連携を促進し、患者さんが地域内で切れ目のない適切な医療を受けられる体制づくりに貢献しています。
学術活動と生涯教育: 医学・医療の進歩に対応するため、会員医師向けの学術講演会や研修会を企画・実施し、医師の資質向上と最新医療知識の習得を支援しています。
公衆衛生への貢献: 学校保健、産業保健、予防接種、各種検診など、公衆衛生分野において行政と連携し、県民全体の健康水準向上に努めています。
医療政策への提言: 国や県の医療政策に対し、現場の視点から意見を表明し、より良い医療制度の実現に向けた提言活動を行っています。
救急医療・災害医療への協力: 県内の救急医療体制の維持・強化に協力するとともに、地震や風水害などの大規模災害発生時には、医療支援活動における中心的な役割を担います。
県民への情報提供・啓発: 健康相談会や講演会などを通じて、県民が自身の健康に関心を持ち、適切な医療を選択できるよう、医学的情報の提供や啓発活動を行っています。

組織体制

佐賀県医師会は、佐賀県佐賀市水ヶ江一丁目12番10号の佐賀メディカルセンター4階に本部事務局を構え、会務を執行しています。

県内各地域における活動を円滑に行うため、地域に密着した下部組織として、以下の郡市医師会が設置されています。これらの地域医師会がそれぞれのエリアの実情に応じた活動を展開し、県医師会と連携することで、佐賀県全体の医療提供体制をきめ細かく支えています。

佐賀市医師会
唐津東松浦医師会
鳥栖三養基医師会
神埼市郡医師会
多久・小城地区医師会
武雄杵島地区医師会
鹿島藤津地区医師会
伊万里・有田地区医師会

これらの地域医師会は、それぞれの地域における医療機関の連携強化、住民への医療情報提供、医師会活動への参加促進など、多岐にわたる役割を担っています。

関係団体

佐賀県医師会は、日本医師会を頂点とする全国組織の一員として活動しています。また、厚生労働省や佐賀県庁などの行政機関、さらには日本医師連盟といった関連団体とも緊密な連携を取りながら、医療に関する諸問題への対応や政策実現に向けた活動を行っています。

結び

佐賀県医師会は、佐賀県の医療を担う専門家集団として、地域医療の未来を見据えながら、県民の健康と安心のために日々活動しています。会員医師の献身的な努力と、関連機関との協力のもと、今後も佐賀県の医療水準向上に貢献していくことが期待されます。

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