何曜日に生まれたの

『何曜日に生まれたの』

『何曜日に生まれたの』は、2023年8月から10月にかけてテレビ朝日系列で放送された連続ドラマです。全9話で、毎週日曜日の夜10時から放送されました。朝日放送テレビが制作を手掛けたこのドラマは、前クールに新設された連続ドラマ枠の第2弾であり、前作『日曜の夜ぐらいは…』と同様に、オリジナル作品として制作されました。

概要

脚本は、5年ぶりに地上波連続ドラマを担当する野島伸司氏が手がけました。主演には飯豊まりえさんが起用されました。野島氏は、コロナ禍で青春時代を制限された若者たちをテーマに、引きこもりの女性が社会復帰する物語を描きたいと考えたそうです。しかし、その内容はサスペンスやラブストーリーの要素も含まれており、一言では言い表せない複雑な作品となっています。視聴率では苦戦し、全話平均視聴率は前作を下回りましたが、その独特な世界観は話題を呼びました。

あらすじ

主人公の黒目すいは、高校時代のバイク事故をきっかけに引きこもり生活を送っていました。ある日、売れない漫画家の父・丈治が、人気ライトノベル作家・公文竜炎とのコラボ漫画を依頼され、その主人公のモデルにすいが指名されます。これを機に、すいは同窓会で元サッカー部の旧友たちと再会し、10年前の事故の真相に迫っていくことになります。

キャスト

主要人物

黒目すい（演：飯豊まりえ）：引きこもり歴10年の20代女性。過去の事件が原因で引きこもる。
公文竜炎 / 三島公平（演：溝端淳平）：顔出しNGの売れっ子小説家。すいの社会復帰を物語にしようと画策する。本名は三島公平。
来栖久美（演：シシド・カフカ）：出版社の毒舌編集長。公文と丈治のコラボを提案するシングルマザー。
黒目丈治（演：陣内孝則）：すいの父親。娘思いで、娘を支える漫画家。生活苦から娘を題材にする仕事を受ける。

すいの同級生

江田悠馬（演：井上祐貴）：元サッカー部エースストライカー。すいに想いを寄せていた。現在は広告代理店勤務。
雨宮純平（演：YU）：元サッカー部エースMF。事故の後遺症で脚が不自由。現在は化粧品会社の重役。
江田瑞貴（演：若月佑美）：すいの大親友でマネージャー仲間。悠馬の妻でアパレル店長。
橋爪リリ子（演：片山友希）：すいのマネージャー仲間。純平のストーカー。現在は純平の会社の秘書。
城崎健人（演：濱正悟）：元サッカー部キャプテン。バイク修理工場を経営。

その他

来栖芽衣（演：早見あかり）：久美の妹でカメラマン。公文と同居。
来栖隼太（演：岩川晴）：久美の息子。
アガサ / 三島蕾（演：白石聖）：オレンジ髪の謎の美女。公文の代表作のヒロインと同名。実は公文の実妹で、過去に事件を起こし入院している。

ゲスト

エル上田、白河芹、富樫慧士、植木紀世彦、岡雅史、関本昇平、竹内カンナ、冬野心央、山之内すず、佐藤太助、堀丞、堤千穂、土屋陽翔など、各話に様々なゲストが登場しました。

スタッフ

企画・プロデュース：清水一幸
脚本：野島伸司
音楽：福廣秀一朗
主題歌：The Hollies「Bus Stop」
演出：大塚恭司、岩本仁志、松原浩
プロデューサー：南雄大、松原浩、柴田裕基、難波利昭
制作プロデューサー：奈良井正巳
協力：AX-ON
制作協力：ABCリブラ
制作著作：朝日放送テレビ

放送日程

2023年8月6日から10月8日まで、毎週日曜22:00 - 22:54に放送。

8月27日は『2023年FIBAバスケットボール・ワールドカップ』中継のため休止
第5話は『ポツンと一軒家2時間SP』放送のため、時間繰り下げて放送

受賞・評価

MIPCOM BUYERS' AWARD for Japanese Drama 2023 ノミネート
放送批評懇談会 ギャラクシー賞 2023年10月度月間賞
第61回ギャラクシー奨励賞

スピンオフドラマ

『10年前の放課後』と題したスピンオフドラマが、TVerとABEMAで配信されました。

「私のこと、どう思ってる？」編
「拳と拳の戦い」編

本編ではモノクロで描かれた高校時代を、スピンオフではカラーで描いています。

キャスト（スピンオフドラマ）

早瀬瑞貴：若月佑美
江田純平：井上祐貴
城崎健人：濱正悟
雨宮純平：YU
橋爪リリ子：片山友希
ファミレス店員：野口真緒

スタッフ（スピンオフドラマ）

脚本：國吉咲貴
音楽：福廣秀一朗
演出：柴田裕基
企画・プロデュース：清水一幸
制作著作：朝日放送テレビ

外部リンク

『何曜日に生まれたの』｜朝日放送テレビ
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