侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!

侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!

概要

『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』は、2010年1月30日に公開された日本の特撮映画で、人気のスーパー戦隊シリーズに属する作品の一つです。この映画は、特に『侍戦隊シンケンジャー』と『炎神戦隊ゴーオンジャー』という二つの戦隊が登場するクロスオーバー作品で、観客に新しい視覚体験を提供します。本作は、スーパー戦隊VSシリーズの第二作として位置づけられており、「2大戦隊! 正義のロードへ、いざ参る!!」というキャッチコピーが印象的です。

ストーリー

映画は、炎神戦隊ゴーオンジャーのメンバーがガイアークの残党と対峙するところから始まります。彼らはガンマンワールドで時間の試練に挑んでいる最中に、害統領バッチードにより異なる世界に飛ばされ、メンバーはそれぞれバラバラになってしまいます。一方で、シンケンジャーたちは、街に現れた蛮機兵たちとの戦闘に挑みますが、混乱の中でゴーオンレッドの江角走輔と出会います。

丈瑠と走輔は、それぞれの立場から敵と向き合いますが、最初は意見が衝突し、友情を育む余裕もありません。しかし、共通の敵が現れることで、二人は協力し合い、再び仲間を集めることとなります。

バッチードは強力な敵であり、シンケンジャーたちを一人ずつ異世界に飛ばしながら、自らの陰謀を進めていきます。彼の計画は、三途の川の水を利用して全ての世界を汚染することで、彼自身が新たな支配者になることです。この壮大な戦いを通じて、仲間たちは再集結することができるのか、そして相手に勝つことができるのかが焦点となります。

登場人物とキャラクター

本作には、シンケンジャーとゴーオンジャーのメンバーが揃い踏みしており、それぞれの個性が光っています。

• - 志葉丈瑠（シンケンレッド）: 主人公であり、常に正義を追求する姿勢が魅力的です。
• - 江角走輔（ゴーオンレッド）: 空気を読むことが苦手で、丈瑠との関係が初めはギクシャクしていましたが、共に戦うことで成長します。
• - バッチード: 敵役であり、高度な戦闘能力を誇ります。彼の卑怯な戦略は、シンケンジャーとゴーオンジャーを苦しめます。

映画では、特にオリジナルキャラクターであるハイパーゴーオンレッドや、ホムラコギも重要な役割を果たします。ホムラコギは特有の能力を持っており、彼女の動きは物語に緊張感を与えます。また、バッチードの鼠のような性格が、ストーリーをより面白くしています。

音楽と映像

この映画の音楽も魅力の一つです。主題歌「侍ファーストラップ-銀幕BANG!!-」は、シンケンジャーとゴーオンジャーの世界観を融合させた楽曲で、戦隊ファンにはたまらない要素となっています。エンディング映像では、一緒に踊る姿が描かれており、視覚的にも楽しませてくれます。

映画の映像美や特撮技術は高く、戦闘シーンは迫力があり、ファンや新規観客を魅了します。また、シンケンジャーのシリーズから先行登場した新戦隊である『天装戦隊ゴセイジャー』も登場し、今後のシリーズに期待を持たせる要素も含まれています。

評価と興行成績

公開初日には、興行収入で第5位を記録しました。また、観客の満足度も高く、良い評価を得ました。これにより、VSシリーズが今後も続いていく土台が築かれました。

結論

『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』は、キャラクター同士の関係や戦いの中で成長する姿を描いた作品で、多くの見どころがあります。アクション、友情、敵との対決が見事に描かれており、特にファンには見逃せない映画となっています。

もう一度検索