保田靖則

保田 靖則

保田 靖則（やすだ やすのり）は、1952年11月20日に神奈川県南足柄市に生を受けた、日本のバレーボール界で選手、そして指導者として活躍した人物です。

輝かしい選手時代

地元神奈川県の藤沢高等学校に進学した保田氏は、高校バレーボール界で頭角を現します。在学中には、実に3年連続で全国規模の大会に出場するという notable な実績を残し、早くからその非凡な才能を示しました。

高校卒業後の1971年、保田氏は富士フイルムに入社。バレーボールチームである富士フイルム・プラネッツの一員となります。このチームは、保田氏の出身地である神奈川県南足柄市に本拠地を置いていました。彼はここで、チームの主力選手として長年にわたり活躍。攻守にわたる貢献は、チームの成績向上に不可欠なものでした。

選手としてのキャリアの中で、彼はその高い技術、特にサーブで評価されました。1973年に開催された第6回日本リーグでは、その優れたサーブが認められ、個人タイトルであるサーブ賞を獲得しています。これは、当時の彼の攻撃力と技術レベルを示す重要な受賞歴です。

主将として、指導者として

選手として円熟期を迎えた保田氏は、1977年度からはチームのキャプテンという重責を担うことになります。主将として、チームを精神的にも技術的にも牽引し、リーダーシップを発揮しました。

1980年度からは、選手としての活動を継続しながら、指導者としての道を歩み始めます。この年から選手兼任コーチに就任し、自身の豊富な経験をチームメイトに伝える役割を担いました。この選手兼任コーチとしての期間は1983年度まで続き、プレイングコーチとしてチームの強化に尽力しました。

1984年度からは、選手としてのキャリアを終え、専任のコーチとして後進の指導に専念することになります。専任コーチとしては1989年度までチームに貢献。長きにわたり、富士フイルム・プラネッツの強化と選手の育成に情熱を注ぎました。

保田靖則氏のキャリアは、優れた選手としての実績に加え、主将としてのリーダーシップ、そしてコーチとしての指導力を兼ね備えたものでした。全日本代表経験もあり、日本のバレーボール界におけるその足跡は確かなものとして残されています。

もう一度検索