倉敷市営球場

倉敷市営球場：歴史と概要

倉敷市営球場は、岡山県倉敷市の倉敷運動公園内に位置する野球場です。1949年に開場し、長きにわたり地域の野球ファンに親しまれてきました。

球場の歴史

開場当初は中国地方最大級の規模を誇り、収容人数は15,000人、中堅114m、両翼91mという広さでした。プロ野球の公式戦も開催され、多くの観客で賑わいました。1949年5月20日には、こけら落としとしてプロ野球公式戦「東急フライヤーズvs大阪タイガース」が開催され、当時の収容人数を大幅に上回る35,000人の観衆が集まりました。

1991年には老朽化のため全面改築が行われ、ナイター設備やバックネット裏の屋根が新設されました。スコアボードも磁気反転式からLED電光掲示板方式に変わり、グラウンドと内野スタンドも拡張されました。座席を取り付け間隔を広げたため、収容人数は10,550人となっています。

主な出来事

1962年：岡山国体・高校野球競技の会場として使用
1981年：メジャーリーグのカンザスシティ・ロイヤルズが来日した際、巨人・阪神連合軍との対戦会場として使用
1995年：アトランタオリンピック・野球競技アジア予選の会場として使用
2006年：夏の高校野球岡山予選で使用されませんでしたが、翌年からは再び使用

施設概要

両翼：93m
中堅：121m
収容人数：10,550人
内野：8,350人（座席）
外野：2,200人（芝生席）
内野スタンドに屋根あり
スコアボード：LED電光掲示板方式(2014年改修、スコア表示と時計を除く)
照明設備：6基

アクセス

水島臨海鉄道水島本線 球場前駅から徒歩3分と、アクセスも便利です。

周辺施設

倉敷運動公園内には、陸上競技場、ウェイトリフティング場、軟式野球場、テニスコート、武道館、弓道場、子供用プールなど、様々なスポーツ施設があります。

倉敷市営球場は、長年にわたり地域のスポーツ振興に貢献してきました。これからも、多くの人々に愛される野球場として、その歴史を刻んでいくことでしょう。

もう一度検索