倉本夏希

倉本 夏希（くらもと なつき）

日本の女優。福岡県出身。東宝芸能エンターテイメント事業部に所属している。

元々はダンサーとしてキャリアをスタートさせ、その後、女優およびモデルへと活躍の場を広げた。多趣味であり、リラックス法や興味の対象としてカフェ巡りや旅行、ヨガを楽しむ一面を持つ。また、特技としては、ダンサーとしての経験を活かしたジャズダンスに加え、意外な一面としてジャグリングも挙げている。

演じる役柄に制限を設けないという考えから、実年齢は公表していない。

略歴

自身のオンライン活動は、2007年8月15日にAmebaブログ「夏希のへっちゃらっちゃ!!」を開設したことから始まった。続いて同年9月7日には公式ウェブサイト「夏希POWER★」を公開したが、こちらは現在閉鎖されている。2008年10月には事務所移籍に伴い、ブログをAmebaブログ内の新たな場所へ移転し、「倉本夏希オフィシャルブログ」として再スタートを切った。その後、2018年1月には改めて「KURAMOTO NATSUKI official web site」を開設し、情報発信の拠点を設けている。さらに、2020年12月にはリンパケアセラピストの資格を取得するなど、美容や健康分野への関心も示している。

主な出演

倉本夏希の活動は多岐にわたるが、特に舞台を中心に数多くの作品に出演している。2009年以降、コンスタントに舞台に立ち、時には主演やヒロインといった重要な役柄を担ってきた。代表的な舞台出演としては、主演を務めた「ヒトリボッチ」（2013年）、ヒロインを演じた「飛行機雲2010 流れる雲よ」（2010年）や「ROCK ON!!」（2016年）、さらに「偽りのパラドックス」（2016年）などでヒロイン役を演じている。また、原ゆたか氏原作の児童書を舞台化した「かいけつゾロリとなぞのスパイ・ローズ」（2020年）では、「なぞのスパイ・ローズ」役として全国公演に参加した経験もある。高島紀彦氏、宇治川まさなり氏、村山歩氏、西秋元喜氏、菅野臣太朗氏、久保田唱氏など、多様な演出家との仕事を通じて演技の幅を広げてきた。特に高島紀彦氏演出作品への出演が多く、2018年以降は高島氏脚本・演出によるひとり芝居「シャトー・エテ・レアのフルコース」「きみと出会う月」を主宰・主演として上演するなど、企画から携わる意欲的な活動も見せている。

映像分野においても、CMやテレビ番組への出演がある。CMでは「Iwatani」「日本クラフトフーズ」「資生堂」といった企業のものから、「BANDAI」の商品CM、「SBI証券」や「明治安田生命」、「中部電力」、「セブン＆アイホールディングス、イトーヨーカドー」といった多種多様なクライアントの広告に起用されており、中にはメインキャストとして登場した作品も含まれる。テレビでは、かつて「つながるセブン」でお天気お姉さんを務めたほか、「シャキーン！」や「スッキリ」といった教育・情報番組にも出演。再現ドラマでは「THE突破ファイル」「世界の何だコレ！？ミステリー」などに登場している。モデルとしては、ブライダルモデルや企業・商品のイメージモデル、リポーター兼モデルなど、幅広いタイプの仕事を手がけている。

ダンサーとしてのルーツは、イベント活動にも活かされている。東京ディズニーランドのパレードダンサーや、日本プロバスケットボールリーグチームのチアガールとしてパフォーマンスを披露した経験を持つ。また、自身のファンイベントを開催したり、チャリティコンサートやライブ活動を精力的に行うなど、ファンとの交流や音楽を通じた表現活動も積極的に行ってきた。2015年には映画「夢殺しの女ドリキラちゃん」で主演を務め、活動の幅をさらに広げている。

これらの経歴からもわかるように、倉本夏希は舞台女優としての確固たるキャリアを築きながら、映像やモデル、音楽、イベントなどジャンルを問わず多彩な才能を発揮している。その表現力と活動の幅広さから、今後のさらなる活躍が期待される。

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