側にいて

阿部真央「側にいて」：時代を超えて愛されるラブバラード

「側にいて」は、シンガーソングライター阿部真央が2011年11月16日にリリースした7枚目のシングルです。この楽曲は、彼女が高校3年生の時に書き下ろしたという、初期の作品でありながら、その普遍的なテーマと心に響くメロディで、長きにわたりファンに愛され続けています。

楽曲の背景と特徴

「側にいて」は、元々2010年末のライブ「阿部真央らいぶNo.2」で未発表曲として披露されました。その後も、「阿部真央らいぶ夏の陣」などのライブで演奏され、その度に観客を魅了してきました。ライブではピアノのみのシンプルなアレンジで演奏されていましたが、シングルとしてリリースされるにあたり、ストリングスを基調とした壮大で情感豊かなアレンジが施されました。このアレンジの変化も、楽曲の魅力を引き立てる要素の一つと言えるでしょう。

4枚目のアルバム『戦いは終わらない』には、ライブで披露されたピアノのみのアレンジバージョンが収録されています。シンプルな構成で、阿部真央の歌声と楽曲の持つ力がよりダイレクトに伝わってくるのが特徴です。

実は、この楽曲は前のアルバム『素。』に収録される予定でしたが、最終的にアルバム全体の雰囲気を考慮し、収録が見送られました。代わりに「光」が収録された経緯があります。

カップリング曲「YURALI forever」

シングルには、書き下ろしの新曲「YURALI forever」がカップリングとして収録されています。阿部真央自身のブログによると、シングルリリースの約1ヶ月前にレコーディングが行われたとのことです。編曲者名としてクレジットされている「ユニのゾンの無しのぞん'ず」は、この楽曲のレコーディングに参加したバンドの名前です。遊び心あふれるネーミングにも注目です。

ライブ音源の収録

前作に続き、今作にもライブ音源が収録されています。今回は、8月に行われた「阿部真央らいぶ夏の陣」東京公演の音源から7曲が収録されており、ライブならではの熱気と臨場感を味わうことができます。

カバーアルバムでの新たな解釈

2021年1月20日に発売されたカバーアルバム『MY INNER CHILD MUSEUM』には、リアレンジされた「側にいて ～MY INNER CHILD Ver.～」が収録されています。このバージョンはCDのみに収録されており、配信では聴くことができません。原曲とは異なる新たな解釈が施された「側にいて」を楽しめる貴重な音源となっています。

まとめ

「側にいて」は、阿部真央の初期の作品でありながら、その普遍的なテーマと美しいメロディで、時代を超えて多くの人々の心に響く楽曲です。ライブでのシンプルなピアノアレンジ、シングルでのストリングスを基調としたアレンジ、そしてカバーアルバムでのリアレンジバージョンと、様々な形で楽曲の魅力を楽しむことができます。ぜひ、それぞれのバージョンを聴き比べて、その奥深さを堪能してください。

もう一度検索